MSCの活動計画

MSCはその認証制度とエコラベルのプログラムを通じ、水産資源を守るために重要な役目を果たしています。MSCの活動計画は、海洋環境を最大限に改善するための基本的な方向性を示します。

2020年を見据えて

MSCのビジョン

世界の海が生命に溢れ、現在と将来の世代にわたって水産物の供給が確保されること、これがわたしたちのビジョンです。

2020年に向けての目標

2020年までに世界の水産総漁獲量の20%をMSC認証漁業にする。

2030年に向けての目標

2030年までに世界の漁獲高の1/3以上をMSC認証もしくはそれに類するものにしたいと願っています。MSCは漁業管理の改善と市場の変革を促進し、海の持続可能な利用や回復、食糧安全保障などを支援します。

2020年までの中期戦略

1持続可能な漁業の認知・報奨と、世界的な改善の励行
現在、世界の水産漁獲量の14%がMSC認証プログラムに参加していますが、MSCは、2020年までにこの数値を20%、2030年には3分の1以上に引き上げることを目指します。この目標を達成するために、現状ではMSCのプログラムに一部しか参加していないものの、水揚量も生物多様性に対するリスクも高い生態系(魚種や海域)を焦点に置きます。カツオ・マグロ類と小規模な魚種に加えて、新たな優先種にイカ、タコ、カニ、海藻が含まれることになります。MSCはまた、開発途上国の漁業がMSC認証を目指すための新方策を提供する予定です。今後3年間で、MSCは、認証プログラムに参加する開発途上国の漁業数の倍増を目指します。

2MSC認証が信頼できるものであり、最良事例を反映していることを保証
MSCは、持続可能な漁業管理における世界的な最良事例を、引き続き確実に達成するための努力に重点を置いていきます。例えば、労働慣行などの新しい措置やデジタル監査ツールなどの認証プロセスを、より効率的で、信頼性が高く、使いやすいようにするため、新しい方法やシステムを導入する予定です。

3持続可能な水産物市場の開拓と拡大
MSCは、主要なビジネスパートナーとの結びつきを深め、水産資源の変化を促進するための最も強力なきっかけをもたらす市場での需要の構築に注力します。これは、ドイツ、イギリス、フランス、スペインそしてイタリアといったヨーロッパ市場だけでなく、アメリカ、中国、そして日本市場も含みます。

4一般市民の意識と支援を構築し、科学と影響を実証
MSCは科学的な取り組みと調査研究を強化し、モニタリングと審査システムを改善し、より広く海洋科学と政策コミュニティに関与していきます。また、持続可能な水産物に対する消費者の需要を理解するための研究への投資を継続し、持続可能な漁業とMSC「海のエコラベル」に対する一般の意識と支援を構築するためのキャンペーンを実施します。
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