プレスリリース

ナウル協定加盟国が歴史的発表―カツオ漁業の40%をMSC本審査へ

5月 26, 2010

ナウル協定加盟国(PNA)[1]がそのカツオ漁業の40%をMSC本審査に進ませる決定をしたことをMSC(海洋管理協議会)は歓迎いたします。この歴史的な発表は、本日、パラオのコロールで開かれた第1回PNA大統領サミットの後に行なわれました。

この決定は、Moody Marine Ltd.による予備審査の結果を受けたもので、この漁業のうち自然の魚群を獲る漁業、すなわち集魚装置(FAD)を使わない漁業だけが対象となります。これら漁業は、中西部太平洋で、年間約33万トンのカツオを捕獲しています。PNA海域のカツオは、主に缶詰にされ、ヨーロッパと北アメリカの市場に向けて販売されます。

PNAのディレクター、Transform Aqorau博士は、「PNAは、カツオ・マグロ類の持続可能な管理を行うことで、太平洋諸島民に最大限の経済利益をもたらすために存在します。MSC認証の取得を目指すことは、この目的達成への重要な一歩です。これにより、PNAメンバーの利益のためにマグロ・カツオ資源へのアクセスを規制するという私たちの取り組みの重要性を消費者に認識してもらうことができるのです。MSC審査に期待しています。」と述べています。

MSCの最高責任者、ルパート・ハウズは「本日の発表は真に歴史的なものです。主要な商業魚種において、認証された持続可能な選択肢を提供するためさらなる一歩を進めることができたのです。審査の結果、この漁業がMSC規格を満たしているとなれば、PNA諸国が捕獲するカツオの相当な数に対しMSCエコラベル表示が認められます。信頼できる認証された持続可能なカツオ・マグロ類は、ヨーロッパや北アメリカで依然として大幅な供給不足となっていますが、その需要の一部を満たすという点において、これは重要な節目となるものです。」また、

「PNA諸国、すなわち世界で最も健康で豊かなカツオ・マグロ資源のひとつを協同で管理すべく力を合わせてきた、長い歴史を持つ8つの国々が、現在と将来の世代にわたってその漁業資源が持続可能な状態に管理されていることを証明するために、MSC認証を選択したことは実に喜ばしいことです。」と述べています。

MSCの太平洋漁業マネージャー、Bill Holdenは、次のようにコメントしています。「現在、そして将来にわたって、漁業によるより多くの利益が国民にもたらされるようにするために、PNA諸国はその海域におけるカツオ・マグロ類の責任ある管理に向けた一連の取組みを行ってきました。MSC規格に照らしたこのカツオの本審査では、漁業資源の持続可能性、環境への影響、効果的な管理が審査されます。PNAのマグロ・カツオ漁業が認証を取得すれば、世界中で増加している、持続可能な管理が認知され恩恵を受けた漁業の仲間入りを果たすことになるのです」

以上

編集の方への注釈

[1] ナウル協定は、地域内のマグロ・カツオ巻き網漁業許可の条件等について、共通の利益を有する漁業の管理における協力に関する準地域協定です。ナウル協定の加盟国は、ミクロネシア連邦、キリバス、マーシャル諸島、ナウル、パラオ、パプアニューギニア、ソロモン諸島、ツバルです。各国合わせて、世界有数のカツオ・マグロ資源量を有する太平洋上200マイルの排他的経済水域(EEZ)を持っています。

 

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