プレスリリース

三重の尾鷲物産がキハダマグロ、ビンナガマグロ、メバチマグロはえ縄漁業でMSC漁業認証の審査入り

1月 10, 2020

三重県尾鷲市を拠点とする尾鷲物産株式会社(代表取締役社長:小野博行)が、キハダマグロ・ビンナガマグロ・メバチマグロの近海はえ縄漁業でMSC(海洋管理協議会)漁業認証の取得のための本審査に入りました。今回の審査対象となるのは、尾鷲物産が所有する「良栄丸」「第十一良栄丸」によって漁獲されるキハダマグロ・ビンナガマグロ・メバチマグロで、2018年の漁獲量は約250トンです。

尾鷲物産は養殖と漁船漁業の両方を営んでおり、マグロの水揚げが減少する尾鷲の再興を目指した新しい取り組みとして、2013年に「良栄丸」を、2017年に「第十一良栄丸」を新造船しました。日本のキハダマグロ・メバチマグロ漁業でMSC漁業認証の審査に入るのは、尾鷲物産が初となります。


申請者のコメント

今回の本審査入りにあたって、尾鷲物産株式会社代表取締役社長の小野博行氏は次のように述べています。
「三重県尾鷲市にはかつて近海はえ縄船やカツオ船が多数在籍しており、その水揚げが漁業者・加工販売業者・地域産業の生活の糧となっていました。海の恵みは人々の生活に欠かすことができないものでした。しかし、現在の日本の漁業における深刻な問題として、資源の減少・漁業者の高齢化・後継者不足があり、尾鷲市もその例外ではありません。弊社はこの衰退化していく漁業を微力ながらも活性化させることにより地域産業への貢献を目的とし、6年前に近海はえ縄漁業に参入いたしました。持続的な漁業を行っていく上で資源管理が重要であることは言うまでもなく、また、マーケットニーズとしてMSC認証が受け入れられていることを総合的に判断し、認証取得に向けて取り組んでいる次第です。」

MSCのコメント

MSC日本事務所の石井幸造は、以下のようにコメントしました。
「MSC認証の水産物に対する需要は、欧米のみならず日本でも急速に高まっており、マグロ類については、日本では特に刺身マーケットにおいてMSC認証のものを求める声が強くなっています。この漁業がMSCの規準を満たしているとして認証を取得すれば、こうした需要を満たすことにつながります。また、メバチマグロ、キハダマグロの漁業で本審査に入るのは日本で初のケースとなることから、日本における他のマグロ漁業へも大きな影響をもたらすでしょう。」

審査機関について

今回の審査は、独立した審査機関のSCS Global Services社により行われ、対象魚種に関しての資源の持続可能性、漁業が生態系に与える影響、漁業の管理システムが検討されます。審査に参加を希望するステークホルダーの方は、同社のGabriela Anhalzer氏(GAnhalzer@scsglobalservices.com)までお問合せください。

(了)

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