プレスリリース

持続可能なイカ漁業を牽引し続けるアメリカのSeafreeze Limited社とSea Fresh USA社がMSC認証を取得

7月 3, 2020

ワシントンD.C.―アメリカ東海岸沿岸海域で操業するSeafreeze Limited社及びSea Fresh USA社によるアメリカケンサキイカ(学名:Doryteuthis (Amerigo) pealeii)別名ロリーゴイカ、およびカナダマツイカ(学名:Illex illecebrosus)漁業が6月30日、持続可能な漁業としてMSC認証を取得しました。これ以前にMSC認証を取得したイカ漁業もアメリカ大西洋海域で操業しており、今回の2件目の認証によって、イカ漁業の認証においてアメリカが世界を先導する立場となりました。審査は、持続可能な漁業のためのMSC漁業認証規格に基づき、独立した審査機関であるSCSグローバルサービスによって10カ月間に及び実施されました。認証の有効期間は2025年までですが、その間もMSC漁業認証規格を満たしているかどうかを確認するための年次監査が実施されます。

MSCの米州地域担当ディレクター、ブライアン・パーキンスは、次のように述べています。「アメリカが持続可能なイカ漁業において世界を先導する立場となったのは、漁業者の努力の賜物であり、認証を取得した2つの企業の重要なリーダーシップを示すものです。MSC認証を取得されたSeafreeze Limited社とSea Fresh社に、心よりお祝い申し上げます。イカの資源量を十分に維持し、将来の世代に健全な生態系を残ししていく両社の持続可能性への取り組みが評価されたことになります。認証されたイカ製品がより多く世界各国で流通するようになれば、持続可能なイカの調達及び販売を求める購買者の要望を満たすことになるでしょう。」

長年の間、アメリカのカナダマツイカ製品はその大半がカニやマダラ、メカジキの餌として他の漁業に向けて販売されてきました。近年では、外食産業向けに生産され、アメリカやヨーロッパ、アジアで流通するようになりました。アメリカケンサキイカは、主にアメリカ国内の外食市場に向けて出荷されています。

Sea Fresh USA社のディレクター、クリス・リー氏は次のようにコメントしました。「ニューイングランドで操業する私たちに対し、国内および海外のお客様からは、北西大西洋産のアメリカケンサキイカとカナダマツイカのMSC認証を求める声を以前からいただいていました。認証を取得したことにより、既存のお客様に加えて、将来のお客様に対しても、2種類のMSC認証イカを提供できるようになったことを大変うれしく思っています。これによって国内、そして海外のお客様も、持続可能な漁業で獲られた水産物を購入しているという確証を得ることができます。世界の天然漁業資源への需要が高まる中で、私たちは持続可能で適切に管理されたアメリカの漁業者であることを、お客様にしっかりとお伝えしていくことが重要だと考えています。」

Seafreeze Limited社のクリス・ジョイ氏は次のように述べています。「大西洋のイカ漁業がMSC認証を取得できたことはわが社にとって大きな節目となります。私たちは常に責任ある漁業としての高みを目指し、お客様に最高品質のイカを提供することに努めてきました。今回の認証取得は、そうした品質へのこだわりの結果であり、世界中のお客様にとっても大きなメリットとなるはずです。大西洋イカ漁業の認証取得、そして親会社であるProfand社とアメリカのパートナー企業であるStavis Seafoods社のグローバルな流通ネットワークにより、業界において最も多様なイカ製品をお客さまに提供できるようになりました。私たちはイカ漁業のリーダーになることを目指しており、MSC認証の取得はそれに向けた大きな一歩なのです。」

MSC漁業認証規格を満たしていることが認められた漁業による認証製品は、サプライチェーン内のすべての事業者がCoC認証を取得し、持続可能な供給源まで追跡可能な製品であることを実証できる場合に限り、MSCエコラベルを付けて販売することができます。

MSC漁業認証規格は、すべての漁業が満たさなければならない3つの原則に基づいています。

原則1. 資源の持続可能性
過剰な漁獲を行わず資源を枯渇させないこと。枯渇した資源については回復を論証できる方法で漁業を行うこと。

原則2. 漁業が生態系に与える影響
漁業が依存する生態系の構造、多様性、生産力等を維持できる形で漁業を行うこと。

原則3. 漁業の管理システム
地域や国内、国際的なルールを尊重した管理システムを有すること。また、持続可能な資源利用を行うための制度や体制を有すること。

2018年に世界初となるMSC認証のイカ漁業が誕生しました。2019年には同漁業者による別種のイカ漁業が認証に加わりました。

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