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Faroese Pelagic Organisationによるサバ、ニシン漁業がMSC認証審査へ

フェロー諸島、Atlanto-Scandiaのニシン漁業(ノルウェー春産卵ニシン漁業)および北東大西洋におけるサバ漁業が、海洋管理協議会の持続可能で良く管理された漁業基準に基づく認証審査に入りました。これらは、フェロー諸島地域においてMSCの審査に入る漁業としては、2008年6月に審査に入ったセイヨウイタヤガイ漁業に続いて2番目と3番目の漁業となります。

このサバ漁業では、遠洋トロール網と巾着網が使用され、2009年の割当量はまだ決定されていないものの、これまでの年間水揚げ量はおよそ1万1千~1万3千トンとなっています。ニシン漁業でも同じ漁法が用いられており、2008年には7万トンを超える水揚げでかなりの規模となっています。漁期はニシンが7月~11月、サバが10月~12月となっています。

Felagið Nótaskip (Faroese Pelagic Organisation)のJógvan Jespersen氏は次のようにコメントしました。「遠洋漁業に携わる仲間たちと同じように、MSC認証によってAtlanto-Scandianのニシン漁業とNorth East Atlanticのサバ漁業の持続可能性を立証するのは、私たちにとって当たり前なことなのです。私たちの市場は拡大していますし、認証の需要も増しています。漁業が持続的な資源にて行われ、魚種、環境にも影響を及ぼさない方法で行われていることを、この審査によって示すことができるのです。」

MSC北欧地域マネージャー、Camiel Derichsは加えて次のように述べました。「これは北大西洋にとって大きな進歩で、このたびフェロー諸島のニシンとサバ漁業がMSCの本審査に入ったことを大変喜ばしく思います。これらの漁業はフェロー諸島における総水揚量においてもかなりの部分に相当します。審査が順調に進み、MSC認証を取得することによって、フェロー諸島の漁業の持続可能性を世界に示すことができるよう期待しております。」

以上