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MSC、持続可能な海藻の規準を作成中

海洋管理協議会(MSC)は、持続可能性の規準を天然漁獲水産物および無脊椎動物から拡大し、海藻として知られる天然の多細胞性藻類を初めて含めることとしました。

海藻の生産が世界で増加し、海藻採集におけるMSC認証への要望も高まってきています。MSCは持続可能な方法で海藻を採集する漁業のための規準を設け、漁業の改善のためのベンチマークを提供することが重要だと考えています。

海洋資源としての天然および増殖による海藻採集業は、MSCの規準の範囲に入ります。MSC規準では、は虫類、両生類、鳥類、哺乳類を漁獲対象とする漁業だけが除外されます。

2013年12月に行われたMSCの技術諮問委員会(TAB)の会合において、漁業規準を修正し、天然および増殖海藻採集漁業のための規準を作成するという決定がなされました。2014年末に協議用の草稿が準備される予定です。これが完成すれば、初の持続可能な海藻のための世界規準となります。.

持続可能な海藻採集漁業では、魚介類を取り扱う漁業と同じレベルの管理およびモニタリングが必要であり、資源評価および採集規制が要求されます。しかし、海藻採集漁業の持続可能なベストプラクティスは他のタイプの漁業ほどには開発されていません。MSCは更に調査を続け、資源状況および生態系への影響の持続可能性のための指標を策定していきます。

海藻は、人の食用、バイオ燃料生産の原料、化粧品、薬品、また肥料の材料としても利用することができます。