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MSC、新たな評議会メンバーを発表

本日、海洋管理協議会(MSC)の評議会会長ウィル・マーティンは、5 人の新たな評議会メンバーの任命を発表し、「優秀で多様な経歴を持つ人を評議会のメンバーとして受け入れることを非常に喜ばしく思います。世界の漁業と水産市場の変革を行うMSC にとって、新しい専門性や見識は、効率のよい革新的な組織であり続けるために不可欠なものです」と述べました。

さらに、「私達の戦略は、現在から将来の世代への水産物の供給を守るため、MSC の認証制度と市場の構造を活かしてMSC の使命を果たすことを目指すことであり、多くの意欲的な目標を設定しています。この新たな評議会のメンバー達は、現在MSC が直面するチャンスに必要なスキルや経験を存分にもたらすでしょう」としています。


新評議会メンバー略歴

・モニク・バーブット
2013 年2 月、今年7 月からの着任を任命された。開発および環境プログラムの財政を専門とするエコノミスト兼投資家。2012 年7 月までは、世界銀行の地球環境ファシリティのCEO 兼会長、また世界銀行の副代表を務めた。その前には国連環境計画、フランス開発庁、フランス地球環境ファシリティ、および政府の開発や金融関係の省庁で上級管理職を歴任している。

・ステファン・グロフ
2013 年2 月、2014 年7 月からの着任を任命された。OECD とミレニアム挑戦公社の上級ポストを歴任、国際開発と東南アジア関して豊富な経験を持つ。2011 年より、アジア開発銀行(ADB)の主要オペレーション部門の副総裁であり、東アジア、東南アジアおよび太平洋地域を担当し、約230億ドルの投資の有価証券と700 人のスタッフを監督している。ADB の本部があるマニラに在住しており、ADB の活動範囲である東・東南アジアおよび太平洋地域の運営についての責任者である。

・リン・ヘイル
2013 年2 月、今年7 月からの着任を任命された。現在、ザ・ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)にて国際海洋イニシアティブ・ディレクターを務め、海洋関連プログラムの拡大・展開活動を統括している。TNS は世界22 か国で海洋関連プログラムを行う組織で、持続可能な漁業、統合的な海洋管理、生物の保護・再生に特化している。過去には米国ロードアイランド大学の沿岸資源センター、LZH アソシエート・コンサルティング、アラスカ先住民財団の幹部を務めている。海岸の生態系とその管理において幅広い経験を持つ。

・デイビッド・ムレイチ
2013 年2 月、今年7 月からの着任を任命された。ユニリーバ社で西アフリカ地域の管理統轄チームの中軸幹部として多様な経験を有する。現在、同社の西アフリカ地域のマネージング・ディレクターを務める。ユニリーバ社では、東・南アフリカ仏語圏のチーフ・エンジニア、東アフリカのサプライチェーン・ディレクター、ケニアのマネージング・ディレクター、東・南アフリカのマネージング・ディレクターを歴任した。他にも、ケニアでの「慢性的飢餓へのビジネスアクション(BAACH)」の設立者・代表者であり、またケニア荷主協会の代表も務めている。

・ビル・ライランス
2013 年2 月、今年7 月からの着任を任命された。シンガポールのコンサルティング会社WATATAWA の設立者、代表者である。30 年以上の間、アジア地域を拠点とし、アジアの政府指導者、政府高官、企業幹部などへのアドバイザリーを行いながら、多岐にわたって重要なイベントや業務を手掛けた経験を持つ。1988 年のソウルオリンピックの際は、韓国内に会社を立ち上げ(のちに売却)国際コミュニケーションプログラムを管理、2002 年FIFA ワールドカップでは、韓国への招致活動で重要な役割を果たしている。その後、ニューヨークが本部の国際なPR 会社においてアジア地域の統括者、グローバル組織の副代表を歴任し、2010 年にWATATAWA を設立している。ロンドン大学のロンドン・ビジネス・スクールで経済学を専攻し、修士号を持つ。香港とシンガポール取締役協会のメンバーでもある。

MSC のCEO ルパート・ハウズは、以下のように述べています。「MSC の評議員の多様性が維持されているのは喜ばしいことです。今後10 年間の計画を立てているMSC にとって、様々な領域の専門家であるメンバーから援助や助言、指導をいただけるのは大変幸運であるといえます。新メンバーが、MSC のプログラムの適時性、厳密性を維持することに、それぞれの見識や専門性を用いて貢献してくれることに感謝したいと思います。一緒に働くことを心より楽しみにしております。」