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MSCエコラベル製品がついに1,000製品に到達。

持続可能な水産物における大きな変革
 
 持続可能な水産物への関心がより高まる中、海洋管理協議会(MSC)[1]のエコラベルを 冠した1,000番目となる製品が本日発表された。MSCの最高責任者ルパート・ハウズは、 「最初の製品から500番目の製品までには7年もかかりましたが、それからわずか9カ月 間でその数は倍増しました。持続可能な認証水産物の需要がこれほど急激に高まるとは誰 も予想できませんでした。」と述べた。
 
この第1,000番目となる製品は、トップバリュ グリーンアイ辛子明太子で、日本の食 卓で好まれるMSC認証のアラスカスケソウダラの製品で、日本全国のイオン[2]系列のス ーパーマーケットで販売される。この他にも、MSC認証製品は世界35カ国で販売されて いる。 
 
MSCの認証を取得した製品とエコラベル製品に対する需要の拡大は、独立した持続可能 性の認証取得を求める世界の漁業の著しい増加と呼応している。今年、年間およそ100万 トンの水揚げがある15の漁業が認証取得に取り組み、現在、6漁業が認証取得を果たし ている。供給量の拡大は、これからもさらに続いていくと見られる。 こうした持続可能 な漁業に対する関心が急激に高まった背景は何なのか? 
 
MSC最高責任者ルパート・ハウズ談、「世界の水産物市場が変化を遂げたのです。持続 可能性が、市場での要件となったのです。大手のバイヤー、そして消費者の中でも、乱獲 という環境問題とつながりのない水産物を購入するための、信頼できる独立した保証を求 める声が拡大しています。そして、MSCの認証とエコラベルが、そうした確証を提供する ことができるのです。この1,000製品という数はたいへん大きな出来事であり、市場の反 応の速さは予想を上回るものです。

需要の拡大とともに、MSCの厳密な第三者による科学に基づいた審査を望む漁業も増え、 その結果として、持続可能な水産物の供給量は増し、その種類も豊富になります。これは 環境にとっても、水産業界にとっても良いニュースです。さらにいちばん重要なことは、 このことによって私たち皆が日常の買い物の際に、簡単な方法で持続可能な漁業を支援す ることができるようになるということなのです。」
 
イオントップバリュ株式会社水産物担当マネージャーの山本泰幸氏談、「イオンのプラ イベートブランドであるトップバリュ製品が、MSCエコラベルのついた1000番目の製品 となったことを大変誇りに思います。イオンではMSCラベルつき製品の拡充を進めており、 お客様にMSC認証製品の販売を促進し、将来を見据えた水産資源の保全を支援していま す。」
 
以上  
 

編集の方への注釈:

詳細は[email protected]

もしくは石井幸造、プログラム・ディレクター、tel. +81 (0)3 6861 7515までお問い 合わせ下さい。
 
[1]海洋管理協議会(MSC)は、魚の乱獲問題に対する解決策を推進すべく設立された国際 非営利組織です。MSCは、世界で最も普及している天然漁獲物のための独立したエコラベ ルを運営しています。これは、国連食糧農業機関の漁業認証ガイドラインと、ISEAL社会 環境基準設定に関する適正実施基準の、両方に準拠した唯一の水産物エコラベルです。合 計で、およそ70の漁業がMSCの取り組みに携わっており、24漁業が認証済み、34漁業が 審査中、さらに20から30が非公開予備審査を受けています。これらの漁業を合わせた水 産物の年間漁獲量は4百万トンを超えます。これは、世界の天然サケ漁獲量の42パーセ ント、世界の主要な白身魚漁獲量の40パーセント、世界の食用イセエビ漁獲量の18パー セントに当たります。世界中で、認証取得漁業による1,000の水産製品に、ブルーのMSC エコラベルが表示されています。詳細については、www.msc.org. をご覧ください。
 
[2] イオンは、全国で450を超える総合スーパー店舗と750を超えるスーパーマーケット 店舗を展開しており、イオン16社の全店舗でMSC認証の水産物を販売しています。イオ ンの詳細についてはhttp://www.aeon.info/ をご覧下さい。