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MSC評議員会がステークホルダー関与と協議を強化

MSC評議員会は、6月21日~23日にドイツのハンブルクにおいて、MSCプログラムのマルチステークホルダー関与と協議を強化する新たな方策について合意しました。

MSC評議員会には、水産物業界、NGO、市場セクター、科学関連団体の代表が参加しています。評議員会は、MSCの環境保護団体と効果的に連携する能力を強化するため、NGO開発ディレクターを募集することで合意しました。またMSC評議員会は、(同評議員会に助言する) 新たな2つの分科会を設立することにも同意しました。この分科会のメンバーは、MSC評議員会、ステークホルダー協議会、技術諮問委員会のメンバーから構成されます。1つの分科会はMSCの認証制度、プロセス、認証の実績、そしてもう1つはMSCプログラムの範囲に焦点を当てます。

MSC評議員会は、技術諮問委員会とこれらの2つの分科会に対し、NGOおよび商業的ステークホルダーによって提起された問題を検討するよう、直ちに指示しました。これには、2017年6月6日~7日に行われた審査単位の円卓会議で提起された問題と、プログラムの内部審査の結果によって生じた問題が含まれます。これらのグループは、年度末までにMSC評議員会に報告することになっています。

これらの審議から生じる認証プロセス、MSC漁業規準の変更についての協議と実施のスケジュールなどの次のステップの決定は、2018年に行われる予定です。

MSC評議員長のウェルナー・キーンは次のように述べました。「MSCは学習能力の高い組織です。広範なステークホルダーの関与を通じてプログラムの厳格性を強化するために多額の投資を行い、建設的な対話と精査を歓迎します。 MSCは、多くの海洋関係団体と協力して、現実的かつ永続的な変化を実現し、すべての意見を掲示し、持続可能性に向かって進むことを認識しています。」

MSCステークホルダー協議会の進化

第三者によるガバナンス審査の後、MSC評議員会は、MSCのステークホルダー協議会の変更に合意しました。予定されている新しいステークホルダー審議会は、技術諮問委員会と評議員会に重要なステークホルダーの視点とアドバイスを、引き続き提供します。

早急に構成される審議会のメンバーは、新しい分科会において、また漁業認証プロセスと規準の見直しにおいて、重要な役割を果たすことになります。水産業、保全共同体、市場セクター、学識経験者の代表者を含む17人のメンバーから構成される予定です。審議会の任命は、2017年7月後半に評議員会が行います。ステークホルダー審議会がMSCの審査プロセスに関する見識を提供することは、各方面の意見を表すことになります。

MSC規準の見直し

MSCは、広く同意された国際的な最良事例であることを確認するために、その規準を定期的に見直し、更新しています。レビューは、評議員会に代わってMSC上級技術諮問委員会によって管理されています。これらはISEAL、FAO、GSSIが発行した国際的なガイドラインに準拠しており、多数のステークホルダーとの広範な関与と協議を行っています。

次回の漁業認証プロセス変更とMSCのCoC規準の改訂版の発表は2018年に予定されています。評議員会は、2019年に漁業規準改正の必要性を再検討することに合意しました。

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