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PFA のタイセイヨウニシン漁業が8カ月でMSCの認証取得

PFA(The Pelagic Freezer-trawler Association-浮魚冷凍トロール漁船協会)のタイセイヨウニシン(Atlanto Scandian herring)漁業が、持続可能で適切に管理された漁業に対するMSCの環境規格に沿うものとして、認証を取得しました。審査にかかった期間はわずか8カ月です。PFAのタイセイヨウニシン漁業は、同協会では2006年に認証された北海のニシン漁業、2009年に認証された北東大西洋のサバ漁業に続き、3番目にMSC認証を取得した漁業となりました。

年間約41,000トン(2009年度)水揚げされるタイセイヨウニシンには、MSCの青いエコラベル表示ができるようになります。冷凍のタイセイヨウニシンは、EU諸国へ販売されるだけでなく、例えばアフリカ大陸の各国など、世界中をその市場としています。

PFAのタイセイヨウニシン漁業はEU6カ国の10の企業が所有する26隻の冷凍トロール船によって行われます。中層トロール船を使用しタイセイヨウニシンを獲るもので、様々な漁獲対象魚種を可能な限り選択的かつ効率的に獲れるよう設計された、各種の網を搭載しています。

PFAのジェラール・ファン・バルスフート(Gerard van Balsfoort)代表は、「我々にとって重要な漁業の中のさらにもう一つがMSCの原則と規準に沿っていると認証され、嬉しく思っています。認証取得は、責任を持った、また経済的にも実効性のある漁業の実施という我々の長期目標に完全に合致しています。この3番目のMSC認証により我々はまたしても、客観的で独立した立場から持続性を証明することができました」と述べています。

MSCの北ヨーロッパ地域担当マネージャーのカミエル・デリッヒ(Camiel Derichs)は「PFAは、過去数年間、MSC認証済みの北海ニシンを、オランダと諸外国に普及させる上での原動力となってきました。ムーディ・マリン社がこの北大西洋のニシン漁業に対する認証審査をわずか8カ月で終えたことを喜んでいます。これらの漁業は、かつては乱獲されていた魚種が資源回復に成功した例と言えます。MSC認証審査期間中、現在の資源レベルは調査が始まって以来最高の水準であり、非常に注意深く管理されていることが示されました。この認証がPFAの市場における可能性をさらに高くするものと確信しています」と述べています。

以上  (*団体名などの表記はご参考としてのものです)