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PFAのタイセイヨウニシン漁業がMSC認証審査を開始

PFA(遠洋冷凍トロール漁船協会)のタイセイヨウニシン漁業がMSCの認証審査手続きに入りました。認証されれば、この漁業による製品はMSCのエコラベル表示ができるようになります。タイセイヨウニシン漁業は、同協会では2006年に認証された北海ニシン漁業、2009年に認証された北東大西洋サバ漁業に続き、3番目にMSC認証審査に入った漁業となります。

 

PFAのGerard van Balsfoort代表は、「これまで認証を受けた漁業により、我々は市場において、より優位な競争力を得ることができました。他の漁業についても認証を受けようとするのは理にかなったことと言えるでしょう。」とコメントしています。

 

PFAのタイセイヨウニシン漁業はEU6カ国の10の企業が所有する26隻の冷凍トロール船によって行われます。中層トロール船を使用しタイセイヨウニシンを獲るものですが、2009年度の漁獲割当量はおよそ41,000トンとなっています。これはタイセイヨウニシン漁のTAC(総漁獲可能量)の約2.5%にあたり、また欧州連合に対する漁獲割当ての39%を占めています

 

MSCの北ヨーロッパ地域担当マネージャーのCamiel Derichsは「2006年にPFAニシン漁業が認証されましたが、これは北海の浮魚漁業が認証に乗り出す大きな契機となりました。北欧の浮魚漁業において、持続可能な漁業が着実に根付きつつあるのを見るのは喜ばしいことです。PFAのタイセイヨウニシン漁業がMSCの基準を満たし、認証取得に成功なさることを祈ります。」と述べています。

 

認証は独立した認証機関である、ムーディ・マリン・リミテッド(Moody Marine Ltd.)により行われます

 

以上