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PFAの北東大西洋サバ漁業が50番目のMSC認証取得漁業に

本日、50番目の漁業が海洋管理協議会(MSC)の認証を取得したことにより、認証を取得した持続可能な漁業は、新たな節目を迎えました。遠洋冷凍トロール漁船協会(PFA)の北東大西洋サバ漁業が、17ヶ月の厳格な独立した審査を経て、MSC認証を取得しました。

PFAのGerard van Balsfoort氏の談話:「我々のサバ漁業がMSC認証を獲得したことは、競争力を持ちつつ持続可能な漁業を行なうという私たちの目標を完全に達成するものです」。

PFAの北東大西洋サバ漁業には、EU6ヶ国の10社が所有する27隻の冷凍トロール漁船が所属します。これらの漁船は、一艘曳きおよび二艘曳きの遠洋中層トロール網を用いてサバを獲り、約60,000トンの北東大西洋サバを水揚げしています。これは、この漁業に割り当てられた漁獲可能量(TAC)の約15%であり、欧州連合に割り当てられたTACの25%に当たります。

北東大西洋サバの資源量は、生物学的限界の安全な範囲内にあるとされ、PFAは混獲を低水準に下げる管理方法の導入に成功しています。PFAの全漁船に対する品質選別の禁止はその一例ですが、これは2000年からPFAの内部方針となっています。PFAはしかし、今回の認証の一環として、不要な捕獲の監視と低減に対してさらなる管理措置を講じることにしています。

このサバ漁業は、PFAでは2例目となる認証取得漁業です。PFAの北海ニシン漁業には、すでに2006年、MSC認証が授与されています。

MSCの最高責任者、ルパート・ハウズ談:「50例目のMSC認証取得漁業を喜んでお迎えいたします。2006年のニシン漁業の認証取得により、PFAは北海遠洋漁業の認証推進に貢献してきました。今回は、その2例目にして、MSCとしては50例目の認証取得漁業となったたことをお祝いでき、たいへん嬉しく思っています」。

以上