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Surairケータリングサービス社、南米初のMSC・CoC認証取得フードサービス企業となる

Surairケータリングサービス社(SCS: Surair Catering Services)には、“本日の漁獲”があります。それは、SCSは、南米でMSCのCoC認証を取得した最初のフードサービス企業となったことです。この認証の取得は、SCSが独立認証機関による審査で、厳格なトレーサビリティー要件を満たしていることが証明され、また、消費者にその水産物が認証取得漁業にまで遡ることができることを示す青いMSCエコラベルを表示したメニューを提供できることを示しています。国際的なMSCエコラベルを表示して水産物を提供することで、Surairケータリングサービスは、適切に管理し、将来への水産資源を守り、他の海洋生命に最小限の影響しか与えないこと保証する漁業に報いることができます。

「我々のスタッフは、MSC認証取得に向け、大変努力しました。ですから、私たちの会社が、MSC認証を取得したことを大変誇りに思います。このことは、スリナムが世界的な持続可能水産物の動きに参加できることの証明です」SCSのマネージャーであるLouis Voigt氏はこのように話しています。

スリナムのシーボブ・エビが、Surairケータリングサービスによって提供されるMSCエコラベル付きの最初のメニューです。この料理は、オランダ航空のパラマリボ発-アムステルダム行き線で提供されます。オランダ航空は、2009年に持続可能水産物供給方針を開始しました。この方針の一環として、アムステルダム発のできるだけ多くの便においてMSCラベル付き水産物を提供することにしています。Surairケータリングサービスの認証取得により、オランダ航空は初めてアムステルダムに向かう便においてMSCの青いエコラベル水産物を提供するという大きな一歩になりました。

スリナムのシーボブ・エビ漁業は、熱帯性エビとして、MSCの持続可能で適切に管理された漁業のための認証を取得した最初の漁業です。MSC ・CoC認証は、パッケージやメニューでMSCエコラベルを表示した水産物が、その水産物を漁獲した認証取得漁業にまで遡れることを保証します。

Surairケータリングサービスは、パラマリボにあるレジデンスインホテルでのレセプションで、認証の取得をお祝しました。「願えば、叶う」。認証書の授与において、オペレーションマネージャーのJose Soesman氏の言葉です。

WWFギアナのスリナム・カントリーマネージャーのLaurens Gomes氏は、次のように話しています。「スリナムの海洋と沿岸は極めて稀な環境で、たくさんの魚や熱帯性エビ、またイルカ、クジラ、スリナムで産卵する絶滅危惧種のオサガメ等の住処となっています。WWFギアナは、Surairケータリングサービス、水産業界、そしてスリナムに、海洋資源保全のためのこの画期的達成にお祝申し上げます。SurairケータリングサービスのMSC認証の取得は、海外の旅行者が、認証を取得したスリナムのシーボブ・エビを食べることを可能にし、また同時に、私たちの海洋生態系への関心を高めることになるでしょう」

独立認証機関になりかわって、認証書を手渡したMSCベネルクスのマネージャーであるナタリー・スタインは次のようにコメントしています。「持続可能水産物への世界的需要は高まっています。国際的な小売企業や、フードサービス企業はすでにMSC制度への積極的な参加を表明しており、Surairケータリングサービス社もまた仲間入りを果たしました。彼らは、南米でMSC認証を取得した最初のフードサービス企業であり、これにより持続可能な漁業を支援しています。これは素晴らしい達成です」