UKフィッシャリーズ、DFFU、ドッガーバンクグループ（国際漁業会社で構成するグループ）によるシロイトダラ（セイス）漁業が、MSC漁業規準に照らし合わせ、持続可能であるとして認証されました。この認証は独立した第三者認証機関であるムーディーマリンによる17カ月の審査の結果です。この認証には、グループに属する北部北海、カテガット、スコットランド西部で操業する9隻が含まれます。
この漁業のシロイトダラは、「ロックホッパー・オッタートロール」という漁法（底引きの一種）により捕獲され、許可される場合には、すべての漁獲物が水揚げされ、廃棄を少なく抑えます。漁獲量は、毎年ノルウェー政府とヨーロッパ水産大臣協議会により、ICES(国際海洋探査委員会:International Council for the Exploration of the Sea)の科学的アドバイスに基づき決定されます。
タラ科のシロイトダラは、ほのかな香りと引き締まったオフホワイト色の層になった身をしています。歴史的には、イギリスにおいては、料理される前のその灰色がかった身色のためにあまり人気がありませんでしたが、近年では、その人気は高まりつつあります。
認証に付随して、この漁業は操業範囲内の生息域の部分的モニタリング戦略を作成することと、影響を受けやすい生息域での操業を避ける制度の開始を3年以内に行うことを公約しています。
UKフィッシャリーズの会長であるニジェール・アトキンス氏は、次のようにコメントしています。「我々は、MSC認証を取得することができ大変喜んでいます。この認証は、我々の船長による責任のある管理手法を報償し、その管理手法は、厳格なEUとノルウェーの協同管理計画と相まって、資源を非常に健全に保っています。最近のシロイトダラの人気の高まりは、持続可能な方法で獲られたシロイトダラに対する消費者からの需要の高まりを反映しており、ヨーロッパ中の市場が我々のMSC認証の取得に好意をもった反応を示すと信じています」
MSCイギリス漁業担当マネージャーのクレア・ペスコッドは、「UKフィッシャリーズ、DFFU、ドッガーバンクグループによるシロイトダラ漁業のMSC認証取得は、彼らの持続可能性への責任ある行動の証です。この漁業は、国際的協働と漁業者の熱心な働きを通して、シロイトダラ資源の健全性を維持し、改善していくことによって得られる素晴らしいものがあることを示しています。彼らは現状の努力と合わせて、MSC認証の一部として更なる改善を約束しています。」と話しています。
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