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エコラベルのついた魚で環境保護を日本でも推進

日本生活協同組合連合会がMSCエコレベルのついた16製品の販売を開始
 
 本日より、日本生活協同組合連合会[1]の会員生協の組合員は、海洋管理協議会(MSC) [2]の 青いラベルのついたアラスカ産のスケソウダラやサーモン関連の16の製品を選択することが できる。今回の販売開始により日本の消費者が購入できるMSCラベルつき製品数は18から 34へと約2倍に増えることになる。MSCのエコレベルにより適切に管理された持続可能な漁 業により漁獲された水産物を容易に見分けることができる。
 
日本生協連の水産部部長櫻井公人氏は、「日本生協連は、自立した市民の協同の力で、人間らし いくらしの創造と持続可能な社会の実現を目指している。MSCの環境基準に基づき認証された 漁業からの水産物を販売することは、我々のビジョンの具現化を一歩前進させる取り組みのひ とつと考えている。この商品を通じて、現在の水産資源をめぐる状況を考える機会を提供した い。」と述べている。
 
生協の組合員はカタログを通じた共同購入にてMSCラベル水産物を注文することができ、製 品は各家庭に配達される。日本には約500の購買生協があり、2006年度の購買生協事業高は 約3兆円となっている。
 
MSC最高経営責任者のルパート・ハウズは「今回の日本生協連によるMSCエコラベル製品の 販売開始はMSCにとって大きな進展であり、また、MSC認証水産物を選択・購入できる機会 がより増えることから日本の消費者にとってもすばらしいニュースである。この傾向は今後も 続くものと予測している。日本におけるエコラベルつき水産物への需要は増加しており、いく つかの日本の漁業がMSC認証取得の意思があるとしている。」と述べている。

MSCは先般東京に事務所を開設しプログラム・ディレクターとして石井幸造が任命された[3]。 石井プログラム・ディレクターは「日本生協連は非常に広範なネットワークと環境意識の高い 顧客を有することから、今回のMSCラベル製品の販売開始は、危機的状況にある水産資源の 現状についての世間一般の意識向上につながるであろう。さらには、水産資源の維持・保全に 向けたMSCの活動の重要性に対する認識の高まり、ひいては日本におけるMSC認証の推進に つながることを期待している。」と述べている。  
 

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編集の方への注釈:

[1] 日本生活協同組合連合会の詳細についてはhttp://jccu.coop/ をご覧下さい。
 
[2] MSCは、乱獲の問題の解決のために1997年に設立された国際的非営利組織です。天然魚 漁獲漁業を対象とする環境認証とエコラベルに係るプログラムを実施しており、同プログラム は広く認識されている唯一のものです。合計約70の漁業がMSCの取り組みに参加しており、