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クリアウォーター・シーフード社のバンコローとグランドバンクにおけるカナダホッキガイ漁業、MSC認証取得

クリアウォーター社のカナダ東部、大陸棚沖のバンコロー(Banquereau)とグランドバンクにおけるナガウバガイ(Mactromeris polynyma)(一般名称:カナダホッキガイ)が、MSCの持続可能で適切に管理された漁業のための世界基準に対する認証を取得しました。クリアウォーターのカナダホッキガイ製品には、市場で青いMSCエコラベルの添付が可能になりました。

独立認証機関である、インターテック・ムーディーマリーンが、2011年3月から漁業活動の調査と関係者の審査への参加を経て、審査を完了しました。クリアウォーターの他の製品で、MSCエコラベルを表示しているものには、遠洋ロブスター、遠洋ホタテ、パタゴニアホタテ、冷水性エビ、ズワイガニがあります。

漁業について

遠洋二枚貝漁業である本漁業は、船曳ポンプ式けた網を使用し、FAOエリア21、ノバスコシア沖のバンコローバンクとニューファンドランドとラブラドール沖のグランドバンクで操業しています。近年では、カナダの配分管理で許可される最大4隻のうち、2隻で操業しています。カナダホッキガイの最近の資源量は、250万トンを超えており、近年の年間水揚げは、およそ2万3千トンです。

カナダホッキガイは、寿命の長い種で、多くの個体が40年以上に達します。ポンプ式けた網が、砂をほぐし、若い貝や、小さな貝が落ちるようになっている鉄格子に集められる仕組みです。一度、操業を行った海域では、通常10年以上漁業は行わず、貝の資源と海底の生息域の回復を可能にします。 カナダホッキガイの主要な市場は、日本、中国で、最近ではアメリカでも増えています。

漁業からのコメント

クリアウォータ-・シーフード社の持続可能性部門副社長である、クリスチャン・ペニー氏は、次のように話ています。「我々のカナダホッキガイがMSC認証を取得したことを大変誇りに思います。これは、会社にとって、また私たちが供給している世界市場にとって重要な達成です。クリアウォータ-の扱う主要種の充実したラインナップが、世界で認知されている持続可能水産物のゴールデンスタンダードを取得していることになります」。

MSCのコメント

MSCアメリカ地域ディレクターのケリ-・コフリンは、次のようにコメントしています。「沖合二枚貝漁業として世界で最初にMSC認証を取得した、クリアウォーター社のカナダホッキガイ漁業の認証取得にお祝申し上げます。クリアウォーターは、漁業の持続可能性を確実にし、またそれを伝える主導者です。彼らの製品の大多数が今や認証を受けた漁業から供給されていることがその証拠です。」