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コネターブル、フィンダス、ラベリ、カルフール、MSCが協力し、持続可能な水産物のキャンペーンを開始

Les Jours Bleus(青い日々)という、環境意識向上キャンペーンが、フランス全土のカルフール店舗で1月に開始され、フランスの消費者にとっては持続可能な水産物の選択がさらに容易になります。

コネターブル[Connétable‐*1]、フィンダス [Findus‐*2]、ラベリ [Labeyrie‐*3]、そしてMSC(海洋管理協議会)は、カルフールグループ[Carrefour‐*4]と提携し、全国的なキャンペーン、Les Jours Bleus(青い日々)をまもなく開始します。これによりフランスでは、水産物購入の際に環境に対しより良い選択ができるようになります。これはフランスでは初のMSCラベル付き製品を販売促進する店舗キャンペーンです。

このキャンペーンは、3つの先駆的な水産物ブランドと、世界最大の食品小売企業、そして世界有数の持続可能な漁業のエコラベルが手を携える形で行われます。MSCラベル付きの水産物を選ぶことで、消費者自らが世界の海洋環境により良い変化をもたらすことができる、と示すのがその主な目的です。

 Les Jours Bleusでは、MSCのエコラベルは消費者自ら環境問題に携わり、貢献するのをより容易にする、と明確に打ち出しています。

キャンペーン開催期間は、Carrefour Marketで1月27日から2月2日まで、Carrefour Hypermarchésで2月16日から23日までとなっています。200店を超えるHypermarchésとCarrefour Marketがこのキャンペーンに参加し、多彩なMSCラベル付き製品(フランス語表示)で展示されます。

 MSCの消費者への広報活動は、国際的な広告会社、Saatchi & Saatchiとの無償の業務協力により企画されました。2009年7月に新しいMSCエコラベルが発表されましたが、今回のLes Jours Bleusは、MSCとビジネスパートナーとの関係に新たな価値を加える、このグローバル・キャンペーンが次の段階に入ったことを示します。この共同キャンペーンは、参加する水産物のブランドと小売企業の持続可能性に対する信頼性と共に、MSCエコラベルの認知度も高まるように企画されています。MSCラベル付き製品を、消費者にとって重要な意味のあるものとし、ビジネスパートナーの積極的な取組み姿勢を示すことがその狙いです。

カルフールは、2008年2月に最初のMSCラベル付き製品を発表しました。以来、取扱い製品を拡げ、現在、カルフールブランドのもとに25種類のMSCラベル付き製品を、冷凍食品部門および鮮魚売場で販売しています。カルフールは、現在フランスで最も多彩なMSCラベル付きの自社ブランド製品を提供しています。カルフールグループのグローバル・クオリティ・ディレクター、Hervé Gomichon氏は、この共同キャンペーンを歓迎して次のように述べています。「海洋資源の健全な管理を支える水産物製品をお客様へ提供していくことは、カルフールにとって重要です。MSCは、カルフールグループの水産物調達の方針に対する要となるものです。我々は、より多くの持続可能な水産物製品の提供を目指してこの企画に取り組んでいます」

 MSCヨーロッパ地域ディレクター、Nicolas Guichouxは次のように述べています。「フィンダス、コネターブル、ラベリは、このキャンペーンに参加することで、MSCラベル付き製品を推奨し、水産物の持続可能な未来に対する積極的な取組みを示す、フランスで初めてのブランドとなります。傘下のスーパーマーケットやスーパーストアで最初のLes Jours Bleusキャンペーンを主催するカルフールは、追跡可能で持続可能な水産物製品を望む消費者の声に応えています。環境意識の高い消費者達は今後、近所の店舗で、MSCの活動について、より詳しく知ることができるようになります」

またさらに、「Les Jours Bleusへの大きな貢献に対し、Saatchi & Saatchi社にはとりわけ感謝しています」とも言っています。

 フィンダスフランスのマーケティング・開発ディレクター、Steven Libermann氏は「私たちは数年にわたってMSCと手を携えてきましたが、この共同キャンペーンがフランス全土で実現したのを非常に嬉しく思います。どのキャンペーンも、海洋資源保護に対する消費者の意識の向上につながるでしょう」と述べています。

ChancerelleのCEO、Jean-François Hugは、「コネターブルのMSC認証ラベル付き商品は、2008年の発足以来大きな成功を収めてきており、フィンダスやラベリと力を合わせ、カルフールの店舗でMSCの持続可能な水産物の販売促進に協力できるのは、非常に喜ばしいことです」と語っています。

ラベリのCEO、Xavier Gaudioは、「持続可能な水産物への取組みは、我々の戦略の一端となっています。MSCラベル付き製品は、私たちの持続可能商品における大きな位置を占めています。このキャンペーンに参加できたことを大変嬉しく思います」と述べています。

以上

詳細

MSCラベル付き製品や参加店舗のリストは、http://www.msc.org/fr/joursbleus または http://www.carrefour.fr/developpement_durableでご覧いただけます。

編集の方への注釈

 [1] 1853年以来、世界最古のイワシ缶詰工場であるコネターブルは、優れた製品とレシピと結びつけることに努めてきました。何世代にもわたって受け継がれる優れた漁獲物に関する知識と、伝統的な職人技を現代的な処理法に融合させたグルメ品の製造法がこの企業の誇りです。社員は150年以上もの間、情熱を持ってこの伝統を守り、グループとコネターブルブランドの繁栄に寄与し続けています。コネターブルでは、2008年に最初のMSCラベル付き製品を発表しました。

[2] フィンダスフランスは、食品・水産物業界におけるヨーロッパ有数企業の1つ、フィンダスグループの傘下企業です。フィンダスグループ傘下には、フィンダス(フランス、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、イギリス)、Young’s(イギリス)、Seafood Company(イギリス)があります。

フランスでは、冷凍水産物の主導的ブランドであると同時に、魚類、野菜、ジャガイモ、調理済み食品といった多くの製品を取り扱っています。

[3] フランスにおけるスモークサーモンとフォアグラのリーダー的存在であるラベリは、祝事用の食品ではヨーロッパ随一を誇るフランス-アイスランドのグループ企業、Alfescaの一部であり、エビ、フォアグラ、鴨肉製品、ブリニ(blinis)の4つの部門から成っています。60年以上にわたり、ラベリは最高級製品の開発にその知識を注いできました。持続可能な開発に徹するため、ラベリは2007年、すべてのスモークサーモンをMSC認証の取得漁業から入手する決定をしました。

[4] カルフールグループは、ハイパーマーケット、スーパーマーケット、ディスカウントショップと地元の商店やテイクアウト専門店から成り、5,500を超える店舗を擁しています。広範な製品とサービスを低価格で提供することにより、過去50年以上にわたり、何百万人もの買物客の間でよく知られている企業です。20年間持続可能性の開発に取組んできたカルフールは、環境と地域社会を尊重したより責任ある取引を育成する数々の活動を実施してきました。カルフールの持続可能性への取組みは、次の4つの分野に分けることができます。資源保存、廃棄物管理、責任ある消費者意識の育成、企業の社会的責任です。