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スコットランドの浮魚漁業が4例目のMSC審査入り

スコットランド浮魚漁業持続性グループ(Scottish Pelagic Sustainability Group-SPSG)に属するスコットランド西部の浮魚トロールニシン漁業が、MSC審査に入りました。審査が無事完了すれば、SPSGの主要な水揚水産物のすべてがMSC認証を取得したことになります。
 
SPSGはすでに、北海のニシン漁業、春卵ニシン漁業、北西大西洋のサバ漁業で認証を有しています。合計すると、これらの漁業による水揚水産物は約20万トンになります。SPSGは、持続可能なことが実証された水産物に対するバイヤーの需要増加に応え、2007年に設立されました。漁獲、加工からマーケティングに至る、スコットランド浮魚漁業界の全部門を代表し、スコットランドと北アイルランドの浮魚トロール船28隻を擁しています。

MSCプロセスへの全面的な取り組み

SPSGの会長、ジョン・グッドラッド(John Goodlad)氏は次のように述べます。「先般の役員会議で、全役員一致のもとに、スコットランド西部のニシン漁業のMSC本審査入りを決定しました。SPSGは、主なスコットランド浮魚漁業すべての認証取得を目指して、全面的にMSCプロセスに取り組んでまいります」


「北海のニシン漁業(2008年7月認証)、西部のサバ漁業(2009年1月認証)、春卵ニシン漁業(2010年認証)のMSC認証取得後、スコットランド西部のニシン漁業の認証取得を目指すことは私たちにとって当然のことでした。取得すれば、量的な面でも金額の面でも浮魚漁獲枠の98%を超えることになる4つの主要スコットランド浮魚漁業が、MSC認証を受けたことになります。それは同時に、私たちが持続可能で責任ある漁業の実施に誠心誠意取り組んでいることを、水産物バイヤーや一般の人たちに実証することにもなります」

SPSGグループの取り組み

MSCのイギリス漁業普及活動マネージャー、クレア・ぺスコッド(Claire Pescod)が次のようにコメントしています。

「SPSGがMSC制度を通して自らの持続可能性を実証することに取り組み続ける姿勢は特に際立ったものです。イギリスのサバとニシンの漁獲量の約90パーセントはこのグループのメンバーが占めており、今般4例目の漁業をそのリストに加えることで、SPSGは真にMSC漁業認証のビジネス例を実証していると言えます。この前進し続けるグループから、さらなる認証取得が期待し得るものと思っています」