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ノルウェーのシロイトダラ漁業がMSC再認証を取得

ノルウェーの北東北極海と北海のシロイトダラ漁業が、このたびMSCの持続可能な漁業のための基準を満たすとして再認証を取得しました。この漁業で獲られたシロイトダラは引き続きMSCの海のエコラベルを付けることができます。ノルウェーのシロイトダラへのMSC認証は、デット・ノルスケ・ベリタスにより授与され、5年の有効期間中は監査が行われます。

ノルウェーのシロイトダラ漁業について

ノルウェーのシロイトダラ漁業は2008年6月にノルウェーの漁業として初のMSC認証を取得しました。漁業は底層トロール、刺し網、手釣り、巾着網、機船底曳網で行われます。主要製品は生鮮と冷凍のロインとフィレで、欧州市場に輸出されています。

持続可能な管理

漁船部次長のヤン・イヴァル・マラク氏は、「MSC認証は、小売業者に持続可能性を示すことができるため、私達にとって重要なシロイトダラの市場に参入する際のカギとなります。またMSC認証により水産関連当局と水産業界の両方が、漁業を行うにあたり持続可能な管理と継続的な改善に重点的に取り組むようになりました」と述べています。

引き続きの持続可能性を

MSCの欧州地域ディレクター、カミエル・デリッヒは次のようにコメントしました。「ノルウェーのシロイトダラ漁業がMSC認証を取得したことは素晴らしいニュースです。この漁業は独立した専門家による審査の結果、資源量は健全で、管理が適切であると証明されました。この遠洋を主とした漁業による環境への幅広い影響については、詳細が文書化され管理され、これによりノルウェーのシロイトダラ漁業の持続可能性が継続されていることが裏付けされました。2006年にノルウェーのシロイトダラ漁業がMSC認証を取得して以来、いくつかの進展があり、海底への影響に関するさらなる調査が行われ、混獲とETP種(絶滅危惧種・保護種)についての理解が促進されました。北海のシロイトダラ漁業の混獲種である北海タラの資源は改善しました。今回の再認証の一環として、このような改善が、継続されていくことが見込まれています。こうした進展と今回の再審査は、ノルウェーの業界が自らの漁業において持続可能性の確保に貢献していることの証明です。また最も厳格で信用できるMSC認証という選択肢を通じ、この漁業を確認し理解することの証です。」