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バレンツ海のタラ漁業とハドック漁業がOCEAN TRAWLERS GROUPと共同でMSCの本審査へ

2009年1月13日――バレンツ海のタラ漁業とハドック漁業が、Ocean Trawlers Group [1]と協力し、海洋管理協議会の、持続可能でよく管理された漁業のための基準に基づく認証取得を目指し、本審査に入りました。

バレンツ海の漁業は、ノルウェーとロシアの排他的経済水域(ノルウェーおよびロシアの沿岸から200マイル内)における、国際的漁業です。ノルウェー・ロシア合同漁業委員会が管理し、漁獲枠を設け、各国水域内での相互入漁と、各国および両国の資源に対する漁獲枠譲渡を規定しています。

認定された独立した認証機関であるFood Certification International(FCI)が、この本審査を行い、現在はこの漁業の関係団体や個人と連絡を取っている段階にあります。

Ocean Trawlersの最高責任者、Gunnar Mansfeld氏は、「Ocean Trawlersのサプライチェーンに属する誰もが、予備審査の良好な結果を期して頑張ってきました。本審査へ進むことを勧告されたことは大きな快挙であり、バレンツ海での主要な供給業者による成果が認められたことを意味します。」と述べています。

MSCの認証プロセスでは、客観的で、科学的証拠を用いた第三者漁業審査が行われます。対象魚種、生態系、管理システムの持続可能性に基づく基準とともに、利加害関係者との協議と異議申し立てプロセスを備えた、透明性あるプロセスです。

Ocean Trawlersが本審査を問題なく完了し、トレーサビリティの認証を取得すれば、バレンツ海での主要な供給業者によって水揚げされたタラとハドックに、MSCのロゴを表示することができるようになります。

海洋管理協議会の北ヨーロッパ・マネージャー、Camiel Derichsは、「ロシア漁業とノルウェー漁業管理と水産業は、バレンツ海でのIUU(違法・無報告・無規制)漁業への取り組みにおいて、大きな進展を遂げました。現在、タラとハドックの資源は良好な状況にあります。Ocean Trawlersのグループは、審査プロセスにおいて、その完全なトレーサビリティと持続可能性を証明し、MSC認証を取得できるものと思っています。」と述べています。

以上

編集の方へ

[1] The Ocean Trawlers Group:北大西洋産のタラとハドックの供給と加工におけるマーケットリーダーであり、世界の水産物業界において重要な存在です。ホンコンに拠点を置き、年間120,000トンの漁獲物および水産物を扱っています。The Ocean Trawlers Groupのバリューチェーン(価値連鎖)は、調達、取引から、再加工および欧米の卸売と大手小売企業への販売まで及んでいます。

詳細は、Michael Larson宛、+852 2446-8200、またはEメール・[email protected]にてお問い合わせください。
www.oceantrawlers.com