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ブリュッセルの国際水産展示会でMSCがフォーラムを主催

MSCは、ベルギーのブリュッセルで行われるシーフード・エキスポ・グローバル2018内の「シーフード・フューチャー・フォーラム」を主催し、400人以上が参加する予定です。このイベントのパネリストには、英小売大手セインズベリー、冷凍食品メーカーのノーマッド・フーズ・ヨーロッパ、米国の非営利団体ピュー慈善信託(Pew Charitable Trust)、ノルウェー漁業協会の代表が参加します。

国連SDGsの目標14

国連の持続可能な開発目標(SDGs)目標14の達成を通じて、現世代および将来の世代のために、水産物の安定した供給を確保しながら、海洋の生態学的限界内で生きる生物たちがどう需給のバランスをとるべきかに焦点を当てた議論をします。

基調講演はセインズベリーのアリー・ディグウォール氏によって行われます。英国の大手スーパーマーケットチェーンが、SDGsなどの国際的な目標を取り入れ、利害関係者の懸念を考慮しながら、商業的に実行可能な水産物を提供し、独自の持続可能性目標を設定するまでの過程について話します。

基調講演に引き続いて、「未来に則したMSCのあり方」と題し、MSCと協働する各ステークホルダーの代表を迎えたパネルディスカッションが行われます。このパネルディスカッションは、独立したアドバイザーであり、GAAディレクターでもあるメラニー・シッグス氏による司会のもとで行われます。乱獲の減少、IUUの撲滅、生態系への影響の最小化、科学主導型の漁業管理改善、MSCの役割に業界とNGOが協力する際の最善策をテーマに議論が展開されます。

パネリストは以下の通りです。

アニリー・シランダー氏 ノーマド・フーズ・ヨーロッパ
ノーマド・フーズ・ヨーロッパのグループサステナビリティディレクターであるアニリー・シランダー氏は、食品業界で15年の経験を持ち、ノーマド・フーズやネスレのような国際企業での勤務経験があります。強く信頼されるブランドを開発するための情熱を持ち、主に地域や地方を基盤として、最近ではヨーロッパ全土で活動を展開しています。マーケティングと製品開発の両方に軸をおくシランダー氏は持続可能性の領域を最も重要で興味深いながらも、将来の食品産業にとって課題の多い分野であると考えています。

トール・ビョークルン・ラーシェン氏 ノルウェー漁業協会
トール・ビョークルン・ラーシェン氏は、2014年からノルウェー漁業協会のサステナビリティアドバイザーを勤め、NFA、ノルウェー水産協議会、ノルウェーの水産物販売組織に代わって、ノルウェーの漁業の持続可能性の取り組みを管理しています。また、ノルウェーのMSC認証漁業だけでなく、認証取得が可能な漁業の管理も担当しています。

アマンダ・ニックソン氏  ピュー慈善信託
世界的なマグロ保全担当ディレクターであるアマンダ・ニックソン氏は、太平洋と大西洋におけるマグロの個体群の保全を、科学に基づく政策策定と擁護を通じて改善するためのピュー慈善信託の取り組みを指揮しています。 ニックソン氏は2010年からピュー慈善信託に加わり、地域の漁業管理機関との提唱活動を推進し、国際水域における貴重な海洋生物の過剰漁獲に対処し、これらの種の保護と海洋環境の保護に役立てています。

アリー・ディグウォール氏 セインズベリー
アリー・ディグウォール氏はセインズベリーの養殖・水産管理者で、セインズベリー農業部門チームのメンバーであり、クロス・カテゴリーにおける魚の調達方針を担当しています。彼は、漁業イノベーションスコットランド、IFFO RS、グローバル持続可能なシーフードイニシアチブ、持続可能な水産物連合、グローバル・ゴーストギア・イニシアチブといった、数多くのフォーラムでセインズベリーを代表しています。

このパネルは、フォーラム会場とオンライン上の出席者からの関心を集めて活発な議論が行われるように設定されており、視聴者はMSCの登壇者や各パネリストに質問をすることができます。

シーフード・フューチャー・フォーラムはブリュッセル・エキスポ・センターにおいて、現地時間の4月25日(水)午前9時から10時半(日本時間の同日午後4時から5時半)の間に開催されます。さらに詳細が知りたい方は、msc.org/brusselsをご覧ください。

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