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マダラ漁業がMSCエコラベル取得を目指す

シアトル―海洋管理協議会(MSC)の持続可能な漁業のための基準の本審査に、Alaska Fisheries Development Foundation(AFDF)[1]のベーリング海/アリューシャン列島 (BSAI)とアラスカ湾(GoA)のマダラ漁業が臨むことになった。この審査では、BSAI と GoA 双方における、4種の漁法(延縄、トロール、かご、ジグ)が対象となる。現在のと ころ、MSC基準の認証を取得しているのは、ベーリング海の冷凍延縄漁業の一部のみだが、 今回の認証取得に成功すれば、益々求められているMSCの青いエコラベルを表示するマダ ラの数は、劇的に増加することになる。
 
AFDF は、漁業者から加工者に及ぶ多様な関係者グループを代表するもので、BSAI と GoAのマダラ漁業へのMSC基準審査を、独立認証機関、Moody Marine Internationalに委 託した。「アラスカのマダラ漁業は、North Pacific Fisheries Management Council、国 家海洋漁業局、およびアラスカ州漁業狩猟局の優れた管理下にあり、MSC認証の申請者と して申し分ないと思います」と、AFDF のDeputy Director、Jim Browning 氏は語る。 「独立機関による認証を受けた持続可能な水産製品への需要は世界中で高まっており、 MSC の独立した審査とトレーサビリティ・プログラムは、消費者が求める安心を提供する ことができるのです」。

MSC北南米ディレクター、Brad Ack談:「これらの漁業が本審査に入ったことを喜んで おります。タラは、特に欧州市場および欧州の消費者にとって、人気が高く重要な魚です。 BSAIとGoAのマダラ漁業のMSC認証取得へ向けたAFDFの決定は、漁業にとっても消費者 にとってもよい決断だと思います」。
 
以上
 

詳細:

James Browning、Alaska Fisheries Development Foundation(AFDF)、Deputy Director、
電話:+1 907 2767315.

編集の方への注釈:

  [1] AFDFは企業を中心としたメンバーによる基金で、今年30周年を迎えました。BSAI とGoAのマダラ漁業に携わる20以上の会社や機関を代表するAFDFは、1980年代中頃に コディアックで最初のすり身工場を建設したり、Alaska Symphony of Seafood を過去14 年間後援するなど、多岐にわたる事業を行なってきました。今回の認証はそうした活動の 最新の例となります。