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北極海のマダラ・ハドック漁がMSC認証審査開始

UKフィッシャリーズ、DFFU社、ドッガーバンクグループ(国際漁業会社で構成するグループ)は、1月上旬のシロイトダラ(セイス)漁業のMSC認証に続き、北東北極海でのホッキョクマダラとハドック漁のMSC認証審査を開始しました。この審査には、UKフィッシャリーズが追加する同海域でのシロイトダラ漁も含まれています。

この漁は、オッタートロール漁(底引き漁の一種)を行う冷凍トロール船8隻で行われます。英国のフル港やドイツのブレーマーハーフェン港などの主要な欧州の漁港の記録から、北東北極海において、ヨーロッパの漁船によるタラ漁が昔から行われてきたことがわかります。当初、国際的な海域で行われていたマダラ漁は、その後ノルウェーの主権と管轄権の及ぶ海域で行われ、厳格な認可と漁獲割当の管理量を課せられました。

UKフィッシャリーズの会長ナイジェル・アトキン氏は、「ほかの漁船を有する基幹の漁業にも審査を拡大することは、UKフィッシャリーズが、市場に持続可能な水産物を供給していくことを約束するものです。」

MSCの英国漁業担当マネージャーのクレア・ペスコッドは、「シロイトダラ漁業のMSC認証に続き、UKフィッシャリーズ、DFFU社、ドッガーバンクグループは、2件の漁業についてMSC認証審査を受けることで、白身魚の持続的な利用への新たな貢献をすることになります。認証を受けた持続可能な水産物を求める英国やヨーロッパの消費者は増えており、認証取得に至れば、1万8,739メートルトンのタラと3,339メートルトンのハドックがその需要を満たすことになります。」

この認証審査は、第三者認証機関マッカリスター・エリオット・アンド・パートナーズ社(MEP)により行われますが、この漁業に関心のある方は審査に参加することが可能です。MEPはすでに20のステークホルダー(利害関係者)グループを確認しています。ご関心をお持ちの方は、MEPのクリシー・シーベン氏([email protected])にご連絡ください。