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北海プレイス漁業 2例目のMSC認証取得

オスプレー・トロールグループの北海における、ツイントロールによるプレイス漁業が、MSC認証を取得し、北海におけるプレイス漁業において、持続可能で適切に管理された漁業に対するMSC認証を取得した2例目の漁業となりました。これにより、オスプレー・トロールグループの4隻からの漁獲物にMSCの青いエコラベルを付けることができます。 

MSCの環境認証とそのエコラベルプログラムは、国際連合食料農業機関(FAO)の海面漁業からの魚類と水産物のエコラベリングのためのガイドライン」を完全に満たす唯一の制度です。

この漁業は、プレイス(Pleuronectes platessa:カレイ科)を、ツイントロール(demersal trawl=海底に直接接しない)により、年間およそ2,000トン漁獲します。これは、EUの北海漁獲割当量の3%にあたります。北海のプレイス資源量は、生物学上の限度の安全圏にあると評価されており、目の大きな網を使うことで、廃棄量レベルを低く抑えています。オスプレーグループの漁獲シーズンは、産卵期を避けるために、4月1日から11月15日までと規定されています。

ツインオッタートロールをプレイス漁業に使用することは比較的最近の試みです。ツイントロールを採用した主な理由は、燃料の削減と水揚げした魚の質を高めることです。使用される網には、海底への影響を抑え、廃棄や混獲を減らすための様々な工夫が施されています。さらに、海底を保護するため、オスプレーグループでは、いくつかのエリアを操業域から外しました。これらのエリアは、以前にEkofish グループによって封鎖された箇所に対応しています。

漁獲されたプレイスは、オランダのアークとインスラに水揚げされますが、ホール、フィレ、パン粉加工され、EU中で流通しています。

当漁業を代表してシーズ・ボヤ-氏は、次のように話しています。「オスプレーグループは、2年前に、認められた持続可能な漁業の道へ進むことを決意しました。MSCの認証を取得することができ大変喜んでいます。これは、私たちの会社にとって、大変意味のある一歩です。持続可能な漁業をすることは、自分たちの資源を保証することにつながります。これは、我々にとっての当然の責任であり、オスプレーグループの漁業管理の一環です。MSC認証の取得が、このことをよりはっきり示しています」。

ベネルクス3国 (ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)のMSCカントリーマネージャーである、ナタリー・ステインは、次のようにコメントしています。「オスプレーグループのMSC認証取得を大変うれしく思います。グループにお祝い申し上げます。認証された持続可能な方法で獲られたプレイスの供給は著しく増え、マーケットにおいて目に着きやすくなることでしょう。」 

プレイスは、上面は鮮やかなオレンジ色の斑点を持つ滑らかな茶色、もしくは緑がかった茶色をし、目の後ろには突起部を持つ、特徴ある魚です。主に夜行性で、底生の生き物を餌にしています。 

以上 

*団体名などの表記はご参考としてのものです