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持続可能なセイス(シロイトダラ)漁業に認証登録証

25 万トン規模のノルウェー漁業がMSC 認証登録証を受ける

ノルウェー、トロムソ― ヨーロッパ最大の漁業の2 つが、本日、持続可能として認証を取得した。ノルウェーの北海セイス漁業およびノルウェーの北東北極海におけるセイス漁業は、MSC の審査を受ける最初のノルウェー漁業であった。MSC のCOC 認証により、これらの漁業によるセイスやその製品には、今後、MSC エコラベルの表示が認められ、持続可能でよく管理された漁法による漁獲物であることが明示できるようになった。

ノルウェー水産物輸出協議会のホワイトフィッシュ担当マーケティング・マネジャー、Tove Sleipnes 氏は次のように語った。
「セイスは、『魚好きのための魚』と言われ、その独特の味わいとしっかりした歯ごたえを昔から珍重してきた水産物愛好家の間で、ずっと秘密にされていました。この魚に消費者が目を向け始めた今、ノルウェー水産物輸出協議会は、この漁業の持続可能性がMSC によって検証されたことを喜んでおります。このことにより、魚好きの人たちは、この新しい魚を、豊富で持続可能なものとして安心して味わうことができるのです」

ノルウェー漁船主協会の最高責任者Audun Maråk 氏は、以下のようにコメントした。
「ノルウェー産セイスのエコラベリングは、ノルウェーの漁獲が適法で持続可能であることを市場に示すための重要な手段です。ノルウェーの漁業管理が第一級であることはすでに世界的に認められていますが、独立の第三者による認証登録証を取得するノルウェー漁業はこれが初めてとなります」

同氏は続けて、「水産物のエコラベリングに対する消費者の需要が高まっている市場で、ノルウェー産セイスを販売するにあたり、MSC のエコラベルは何よりもまず重要なものです。ノルウェー産セイスのエコラベリングを主導してきたノルウェー漁船主協会は、この結果に満足し、光栄に思っています」

一方、海洋管理協議会の最高責任者ルパート・ハウズ氏は次のように語った。
「これらの先駆的ノルウェー・セイス漁業の認証取得を喜ぶとともに、認証機関であるMoody Marine に代わって認証登録証の授与を行うことを光栄に思います。これは一つの節目となるできごとです。ノルウェー初のMSC 認証取得漁業であると同時に、世界初のMSC 認証取得セイス漁業なのです。見込みでは、266,000 トンのセイスが認証され、認証取得白身魚の供給が大きく増すことになります。これはその漁業にとっても重大ニュースですが、小売業者、加工業者、そして持続可能な水産物の多様化を求め始めた消費者にとっても素晴らしいニュースです。セイスは英国その他の主要なヨーロッパ市場で、次の「大物」と目されています。Fiskebat には、MSC 認証がもたらす市場利益を最大限に享受してもらいたいと思います」。

さらに4 つのノルウェー漁業、Domstein Longliner Partners・北東北極海のタラ/ハドック漁業、北東大西洋のサバ漁業、ノルウェーの北海およびスカゲラク海峡タイセイヨウニシン漁業、ノルウェーの春産卵ニシン漁業が、現在審査中である。

以上