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米国中西部10大学連盟の大学が初のCoC認証を取得

ミシガン大学(U-M)は本日、米国中西部大学連盟所属(ビッグ10)の大学として初の海洋管理協議会(MSC)のCoC認証を取得しました。U-Mのダイニング事業部、ミシガン・ダイニングでは以前からキャンパス内の食堂やレストランで持続可能な材料を使ったメニューを提供することに積極的に取り組んでおり、その一貫として今回のCoC認証取得に踏み切りました。 ミシガン・ダイニングはCoC認証を取得し、科学的根拠に基づいた厳格なMSC規準を順守していると認証された漁業による水産物を調達することにより、持続可能な漁業を支持する姿勢を示しました。

今後ミシガン・ダイニングは、キャンパス内の5つの寮生対象の食堂(East Quad, North Quad, Marketplace, Markley Hall, Bursley Hall)でMSC認証シーフードを提供します。ミシガン・ダイニングはキャンパス内の寮、および周辺で暮らす9,000人を超える学生に年間350万食を提供しています。メニューの1割が水産品で、MSC認証のアラスカ産マダラ、アラスカ産スケソウダラ、オレゴンのピンクエビなどが使用されています。

認証を進めて来た調理長のフランク・ターチャン氏はCoC認証の取得について次のように述べました。「U-Mの学生は持続可能性への想いが大変強く、それに刺激されて、MSC認証の取得に踏み切りました。われわれのミッションは質の高い食事を提供することです。そのためには最高の食材を最高の形で調達しなければと考えています。MSC認証シーフードはそれを可能にしてくれるのです。」

「持続可能性に対して熱心に取り組み、リーダーシップを取ってきたミシガン大の認証取得をお祝いいたします」と、MSCアメリカ地域コマーシャル・ディレクター、ジェフ・ボランはコメントしました。さらに「ビッグ10として初めて認証を取得した同大学を、協力的な取り組みを行っている確固たる象徴として、教育機関は徐々に現在と将来の世代のために持続可能な水産物を提供しはじめています。ミシガン大学のMSCプログラムへの参画を歓迎します」としています。

 今回のミシガン大学の認証取得にあわせ、食品提供サービス会社のシスコ・デトロイト社とインペリアル・シーフード社も、チェーン全体でMSC CoC認証を取得しました。MSC CoC認証は加工・流通チェーンの全ての段階において、MSC 認証水産物と他の水産物が混ざったり、置換えられたりしていないことを保証するものです。

今回の認証審査は第三者独立認証機関であるSCSグローバル・サービスによって行われました。SCSは世界的に認められている数多くの幅広い分野の認証制度の審査実績を誇っています。SCS グローバル・サービスのエグゼクティブ・バイス・プレジデント、ロバート・J. ルベッシュ氏は次のように述べました。「ミシガン・ダイニングは認証を取得することで、持続可能性への取り組みに対する真のリーダーシップを発揮し、これによってサプライチェーンの透明性が確保されたのです」。