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FIUNバレンツ・ノルウェー海のタラとハドック漁業がMSC認証を取得

本日、北部漁業産業連合会(FIUN)のバレンツ・ノルウェー海のタラとハドック漁業が、MSCの持続可能な漁業に関する基準を満たすとしてMSC認証を取得しました。FIUNの漁業による製品は、国際的に認知されているMSCの青いエコラベルを付けることができます。今回はフード・サーティフィケーション・インターナショナル社により認証されました。

漁業について

FIUNは、34m - 94mサイズの漁船31隻で構成され、通年で漁獲を行っています。漁獲はバレンツ・ノルウェー海のICESのIa、Ib、IIa、IIb海域の、ノルウェーとロシアの国際海域の中の経済排他的海域(EEZ)の沿岸で行われています。ムルマンスク地域の全漁獲量の37%がFIUNによる漁業です。FIUNはこの地域の社会活動や、水産・海洋学極地研究所(PINRO)、SeyPINRO、MMBIなどによる科学調査を支援しています。

将来への世代への資源の保存

FIUNの認証プロセス コーディネーター、オルガ・ポクロフスカヤ氏は以下のように述べています。「ついに私達はMSC認証を取得し、国際市場で一人前になったと思えるようになりました。バレンツ海はこの地域の誇りであり、生活の手段でもあります。私達は将来の世代への資源の保存を主要な目標としており、持続可能な漁業に注力しています。MSC認証の漁業となったことは喜ばしいことで、今後私達が商業的に継続していきこの地域の生物の多様性が守られることを期待します。

適切な管理

MSCの欧州地域ディレクター、カミエル・デリッヒは次の通りコメントしました。「FIUNのタラとハドック漁業がMSC認証を取得したことをお祝いします。この漁業はバレンツ海のタラとハドックの資源についてロシアとノルウェーの関係当局が適切な管理を行っており、健全な資源レベルと適度な漁獲圧をもたらしています。今後改善が必要とされる点がいくつかありますが、これにより漁獲の海底への影響をさらに理解し、必要な場合はそれを減じる手段を考慮するでしょう。タラとハドックは白身魚の国際市場での需要が高い魚種なので、MSCのエコラベルを付けたこの漁業による最初の製品が市場に参入する日を楽しみにしています。」