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MSC奨学金、チリの社会経済漁業研究に

MSC(海洋管理協議会)は、資源生物学、または漁業管理学について知識と理解を推進するための第5回学生奨学金を授与いたします。奨学生には研究のための渡航費と学費合わせて上限4,000ポンド相当が授与されます。

MSC奨学金プログラムは2012年春に開始されて以来、アジア、南米、アフリカの学生の研究プロジェクトの支援を強調しています。

4人で構成されるパネルにより、環境の改善・漁業管理における最良事例などの研究内容の要求事項に最も適するものとして、今回のプロジェクトが選ばれました。

カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校大学院に在学中のミゲル・コスメリの「チリのフアン・フェルナンデス諸島の伝統的なロブスター漁業における社会経済的評価」の研究プロジェクトに奨学金が授与されます。

奨学金授与の知らせについて、ミゲルは「フアン・フェルナンデス諸島のロブスター漁業は、地域社会がどのようにして持続可能な方法で水産資源を管理しているかについてのチリにおける事例であり、また生態系に基づく資源管理(EBM)の最適事例のひとつです。このプロジェクトでは、管理体制とビジネス戦略を改善するカギとなる社会経済的な指標を得るために、EBMむけの社会経済の基盤の確立に取り組みたいと思います」と述べています。

MSCのスタンダード・ディレクター、ディビッド・アグニューは「これは大変興味深いプロジェクトです。複雑な社会生物経済学的なモデルを確立させようとする初めての試みであり、生態系に基づく資源管理に必須の多くの要素を含んでいます。小規模のプロジェクトですが、コミュニティを基盤とする内容ですので、ぜひ支援したいと思います」とコメントしています。

ミゲル・コスメリの研究は2014年10月までにMSCにより発表される予定です。