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MSC評議員会声明:MSC認証の企業から強制労働を排除

MSCの評議員会は、今後のMSC認証要求事項に強制労働の問題に対する明確な方針を含めることで合意しました。

過去2年間で強制労働により起訴された企業は、MSCプログラムの適用範囲外となり、認証不適格となります。

漁業認証に関しては、10月1日発行のMSC漁業認証要求事項にこの修正が盛り込まれます。

CoC認証に関しては、CoCプログラムレビューの一環として8月1日より一般協議用に公開されているCoC認証要求事項改訂版にこの追加項目が盛り込まれています。

MSC評議員会声明文全文

海洋管理協議会は水産エコラベルにおける主要団体であり、持続可能な漁業のために、科学に基づく厳格な規準を運営しています。MSCは、漁業およびサプライチェーンの社会的規準の策定に向けて、他の規準とも協議を続けていく所存ではありますが、漁業およびサプライチェーンの社会的条件や雇用に関する要求事項はMSC規準の中に含まれておりません。

しかしながら、MSCは強制労働*に厳しく対処します。強制労働で起訴された企業はMSC認証不適格となります。認証取得組織が強制労働に関して不適格とならないようにするためには、企業、漁業クライアントグループメンバー、およびその請負業者が、強制労働に関する国内、および国際法を順守し、これに関連するガイダンスが存在する場合にはそれを守らなければなりません。

*ある者が処罰の脅威の下に強要せられ且つ本人が自ら任意に申し出たるに非ざる一切の労務を言う(1930年の国際労働機関の強制労働条約、第二条、第一項)。これには、借金による束縛、人身売買、その他の型の現代の奴隷制など、法律によって強制労働とされている非倫理的労働も含まれる。