Skip to main content

MSCの最新ニュースをご紹介するプレスリリースです。

MSCジャパンのプレスリリースをメールで受け取りたい方は、 こちらの登録フォームよりお手続きください。

アラスカサケ漁業、MSC認証を再取得

世界の水産物市場は引き続きMSC認証アラスカサケを調達し、MSCエコラベルを表示することができます。インターテック・ムーディー・マリーン(IMM)の科学的でステークホルダー参加型の第三者審査により、13の認証単位が、持続可能で管理の適切な漁業としてMSC規準に合致すると判断されました。プリンスウィリアム湾の認証単位については追加データを待って引き続き審査中です。再認証を取得した13の認証単位は、これを除いた他のすべてのアラスカ産のサケを対象としています。アラスカサケ漁業は2000年に初めて認証を取得し、2007年に再認証を取得しました。この3回目の認証では、400のメンバーから成る巻き網船主協会(PSVOA)がアラスカのサケ加工会社と共に申請し、アメリカで初めて3度目のMSC認証を取得することになりました。

PSVOAはこの認証への自発的な参加を他の企業に呼びかけ、次の加工会社がクライアントグループの一部として加入しました:コッパー・リバー・シーフード、インターナショナルシーフードアラスカ、エクック・フィッシェリーズ、10th and M シーフード、 シルバー・ベイ・シーフード、フーナー・コールド・ストレージ、そして未公表の企業が1社です。MSC認証のアラスカ産サケであることを主張する資格を得るためには、これらのクライアントグループを経たものでなければなりません。

PSVOA のエグゼクティブディレクター、ボブ・キホー氏は次のように話しています。「MSCのプログラムは持続可能性の重要性を最前線に押し出し、アラスカ州の50年に及ぶ責任ある管理と品質の優れたアラスカサケを更に強固なものにしてくれました。この認証は、バイヤーに対して、この漁業では持続可能な管理が行われているという重要な独立した保証となるのです」。

MSC米国地域ディレクター、ケリー・コフリンは、次のようにコメントしました。「MSCは長期にわたるアラスカの漁業との関係に感謝し、アラスカサケ漁業が3度の認証を通じて持続可能な管理を行なっていることを世界の市場に示した初の漁業となったことを大変喜ばしく思っています。MSC認証製品の調達における広範に及ぶバイヤーからの確約と共に、認証はアラスカの優れた漁業管理と漁業者および参加企業の価値を認めるものです」。

アラスカサケ漁業がMSC再認証を取得したのは、需要が最も高まる冬の休暇シーズンの初めとなりました。

この13の認証単位で、2013年2月1日以降に捕獲されたアラスカサケで、MSCのCoC要求事項を満たしているものについてはMSCのエコラベルを表示することができます。目標資格発行日は2013年のサケ漁期よりも前になります。 漁業認証書で指定された全ての主要加工会社はCoC認証を取得しています。その後にサケを取り扱う企業でMSC製品であるという主張を希望する企業はアラスカサケを認証範囲に含む有効なCoC認証を取得しなくてはなりません。追加情報については、PSVOA、またはMSC のアウトリーチスタッフにお問い合わせください。

アラスカのサケ漁業は、アメリカ領海のアラスカ州に接する沿岸とアラスカまで流れる川で行われます。サケは、巻き網、流し刺し網、固定刺し網、トロール漁、捕魚車を用いて漁獲されます。捕魚車は水車のように回転しそれに装着したカゴで魚を漁獲するものです。アラスカサケの生鮮、冷凍、缶詰製品は主に日本、ヨーロッパ、アメリカで販売されています。現在、MSCエコラベルを表示したアラスカのサケ製品は、世界21カ国で販売されています。