アラスカサケ漁業のMSC認証の提言に対する異議申し立てについて、独立裁定人（IA）は、これを却下しました。MSCの異議申し立て手続きでは、異議申し立て当事者は5実働日以内（グリニッジ標準時2013年11月12日午後5時、日本時間13日午前2時まで）に新たな異議申し立て、あるいは修正した異議申し立てを行うことができます。
注記
異議申し立て手続きにおいては、棄却の仮決定・決定にかかわらず異議の詳細に関してMSCがそれを公表することは許可されていません。
MSC認証の審査プロセスでは、秩序、体系化、透明性、独立性をもたらすため、任意段階としての異議申し立て手続きが含まれており、これによって認証機関の最終報告書や決定に対する異議を解決することができます。異議申し立て手続きの目的は、対象漁業をMSCの原則と規準に則って再検討することではなく、認証機関の手続きや得点化作業において、その判断結果に大きく影響を及ぼすような誤りがなかったかを判定することです。独立裁定人は異議申し立て当事者による訴えを精査し、結果に大きな影響を及ぼす誤りが認証機関側にあったかどうかを究明し、異議申し立ての訴えを認めるか棄却するかの決定を下します。