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アルゼンチンのホキがMSC認証審査を申請

アルゼンチンの排他的経済水域および周辺水域におけるホキ(Macruronus novaezelandiae magellanicus)のトロール漁業がMSCの認証審査に入りました。これは南米において正式にMSC認証審査を受ける2番目の漁業となります。認証を取得後このホキ漁業は、持続可能で適切に管理された漁業であることを示す、MSCの「海のエコラベル」の使用が可能になります。

同漁業を監督しているのは、農業・畜産・漁業、および漁業依存度(漁業と養殖の下位事務局)に関する省庁と、連邦漁業協議会(CPF)です。MSC認証審査を申請しているのはアルゼンチンの水産会社5社、Pespasa-Pesantar, Estremar, San Arawa, Yuken and Grupo Valastroによるグループで、これら5社でアルゼンチンのホキの年間漁獲高のうち50%以上をあげています。

アルゼンチンのホキからの第一産品は、冷凍魚、フィレ、そしてすり身で、主に日本、フランス、ドイツ、イギリス、およびスペインに輸出されています。

この審査を申請している団体の代表であるDaniel Riveraは「今は審査を受けるのに最良のタイミングだと確信しています。持続可能な漁業の条件は、ホキ漁業に対する最終的な評価と認証を得る機会を明確に示していますし、他の種への拡大をめざす我々の取組みを支えるものです」と述べています。

MSCアメリカの地域ディレクターKerry Coughlinは、「アルゼンチンで2番目の漁業がMSC認証審査の手続きに入ったことを喜ばしく思います。 MSC認証プログラムの新しい地域への拡大につながり、その地域でのより多くの漁業が、同じように持続可能な漁業への取組みを示す道を開いてくれる、アルゼンチンのホキのような南米漁業の参加を心強く思っています」と述べています。

審査を依頼した漁業団体は、国際農業機構(OIA)にこの独立した第三者認証審査を委託しており、審査は12カ月で修了すると見られています。OIAは科学の専門家のチームを集め、水産資源の持続可能性、環境への影響、管理システムという、MSCの「持続可で適切な管理に基づく漁業の基準」における3つの原則にこの漁業が沿っているかを審査します。

以上