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シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツ ~アジアのホテルグループとして初となるMSC認証を取得~

2018年6月7日 (北京)
シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツは本日、中国本土と香港の全53ホテルでMSCのCoC認証を取得したと発表しました。ホテルグループの認証としてはアジア最大規模であり、アジアのホテルグループとしては初の快挙です。
世界一の水産物輸出量を誇るアジアは、世界で水揚げされる水産物の三分の一を消費しています。シャングリ・ラ グループは、過剰漁獲及びアジアの消費者による水産物の需要拡大が海洋資源に負荷をかけていることを認識しており、MSC認証の取得によって、ホテルの利用客に持続可能で環境に配慮した選択を推奨していきたいと考えています。
シャングリ・ラ グループは、以前から水産資源の保護と環境改善のための持続可能な水産物調達に取り組んでおり、その調達方針の一環としてMSCのCoC認証の取得に踏み切りました。これにより、ホテルの利用客は、レストランのメニューに表示されるMSC「海のエコラベル」によって、持続可能な水産物であることの確証を得たうえでシーフードを注文できるようになります。

シャングリ・ラのプレジデント兼COO、Oliver Bonke氏は次のように述べています。「MSCとのパートナーシップはホテルグループとしてはアジア初となります。持続可能な認証水産物の調達によって世界に貢献したい、という想いが業界への刺激となり、われわれの取り組みに賛同してくれるホテルが増えることを願っています。Rooted in Nature (自然に根ざした)という料理の持続可能性イニシアチブを2014年にスタートして以来、お客さまに地元の環境と社会に配慮した食材を提供することは、私たちの最優先課題の一つでした。MSCとのパートナーシップはそれに向けての重要なマイルストーンなのです。」

MSCのCEO、Rupert Howesは次のようにコメントしています。「MSC規準は、世界で最も認知されている水産物の持続可能性及びトレーサビリティの規準です。MSC認証を取得したことによって、シャングリ・ラはこの規準に則していることを明確に示しました。MSC「海のエコラベル」は、ホテルを利用されるお客様に対し、持続可能な漁業まで遡ることができる、追跡可能なシーフードであることの信頼できる証しです。シャングリ・ラ グループの53ものホテルがMSC認証を取得するまでの多大な努力に加えて、持続可能な水産物を選択することの重要性をお客様に伝え続ける継続的な取り組みに対し、心より敬意を表します。」

MSC (海洋管理協議会)について
MSCは持続可能でない漁業の問題に対処し、将来の水産資源を守って行くために設立された国際的な非営利団体です。世界の海が生命に溢れ、現在と将来の世代にわたって水産物の供給が確保されること、これがMSCのビジョンです。MSCのプログラムは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の14番目である「海の豊かさを守ろう」の達成に向けた重要なツールとして位置づけられています。
 中国はMSCのグローバル戦略における主要市場の一つです。現在、300を超えるMSC「海のエコラベル」付きの製品が中国の小売企業、電子商取引プラットフォームで販売されるようになりました。MSC中国は、グローバル市場で培った20年間の経験を基に、世界各国の持続可能な水産物のサプライヤーと中国の小売企業、ホテル、フードサービスプロバイダーとをつないで、中国の消費者により多くの認証水産物を提供していく所存です。
シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツについて
香港を拠点にするシャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツは世界有数のホテルグループとして、シャングリ・ラ、ホテルジェン、トレーダースホテルいうブランドの下に、世界22ヵ国、76の地域において100を超えるホテルとリゾートを展開しています。アジアを代表するホテルグループとして、40年以上にわたってアジア太平洋、中東、ヨーロッパ、北米、インド洋で、そのトレードマークである「心のこもったおもてなし」を提供してきました。オーストラリア、バーレーン、中国本土、カンボジア、インドネシア、マレーシア、サウジアラビアで大々的なプロジェクトの展開を計画中です。詳しくはwww.shangri-la.comまで。


報道関係者のお問い合わせ先:
MSC日本事務所 牧野 倫子