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スウェーデンの北海ニシンの漁獲割当全体がMSCの認証を取得

スウェーデン浮魚対象漁業者団体(The Sveriges Pelagiska Producent Organisation (Swedish Pelagic Producers Organisation - SPPO)の北海ニシン漁業が、適切に管理された漁業に対するMSCの規格に則り審査され、認証を取得しました。この漁業による水産物は市場においてMSCのエコラベル表示が可能になります。北海ニシン漁業の多くは既にMSCの認証を取得しており、この漁業が認証を取得したことで、スウェーデンの北海ニシン漁業はその割当全体が、MSC認証取得済みの船団により漁獲されることとなります。

 SPPOの北海ニシン漁業は、12隻の船団から成る、2艘曳きトロールによるものです。ニシンはスウェーデンを象徴する魚ですが、漁獲後はSPPOのメンバーによりスウェーデンで売られ、北欧中でセリにかけられ加工業者に販売されています。 SPPOによる他の漁業もまた、持続可能性に向けての取組み姿勢を示しています。西バルト海のニシン漁業とスプラット漁業、北東大西洋のサバ漁業が現在MSCの本審査中です。

スカーゲラク・ペラジック(Skagerak Pelagic A/S)の品質・環境管理マネージャーののピーター・フリス(Perter Friis)は、以下のように述べています。「我々の顧客はMSC認証済みのニシンを求めており、SPPOの北海ニシンが、オランダ市場向けマリネ用などのニシン製品の生産に大事な時期に認証されたことを喜んでいます」

SPPOのビョルン・リンブラッド(Björn Lindblad )は次のように述べています。「我々の北海ニシンが遂に認証されましたが、引き続き我々の浮魚漁業が認証を受け続けるよう働きかけてゆきます。我々は責任のある、持続可能で、良心的な漁業の実践を目指していますが、このニシン漁業の認証はその表れです。

持続可能な漁業の実践が、市場の需要を満たすことにつながり、大変嬉しく思っています」

MSC北欧事務所のマネージャー、カミエル・デリッヒ(Camiel Derichs)は、以下のようにコメントしています。「SPPOとそのメンバーが北海ニシン漁業の認証を取得したことを喜ばしく思います。これは彼らの漁業の持続可能性を立証するものであり、北海とバルト海における浮魚漁業に対するMSC認証を取得するという、SPPOの意欲的なプロジェクトでの大切な最初の一歩となりました。MSC認証済みの北海ニシンは、オランダ、ドイツ、スカンジナビアの市場で高い需要を持っており、SPPOの快挙はまさにその需要を満たすものとなるでしょう。」

以上