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デンマークのハドック漁業、MSC認証取得

デンマーク漁業生産者団体(The Danish Fishermen’s Producer Organisation :DFPO)は、その持続可能な漁業への努力を続けています。最近では、DFPOのシタビラメ漁業がMSC認証を取得していますが、本日、北海とスカゲラクのハドック(melanogrammus aeglefinus)漁業が、厳格なMSCの持続可能で適切に管理された漁業のための基準に対する独立した審査を経て、MSC認証を取得しました。

デンマークのハドック漁業にとって良いニュース

「長期に渡る持続可能性を期待できるとても素晴らしい目標をお持ちです。」MSCバルティック海地域マネージャ-のミナ・エップスは、こう話しています。「DFPOにとってハドックは、MSCの持続可能で適切に管理された漁業のための認証審査を受けている漁業のうち、最後から2番目です。」

漁業認証の取得により、トレーサビリティー認証の取得を条件として、この漁業からのハドックには、青いMSCエコラベルの表示が可能となります。このエコラベルは、消費者に製品が認証を受けた持続可能な供給源まで遡ることができることを保証します。

DFPOの議長であるカート・マッドセン氏は次のように話しています。   「また一つ私たちの漁業が持続可能と証明されたことをうれしく、誇りに思います。現在と将来の魚の資源を守るという我々の取組みが価値あるもので、消費者もまた魚売り場での選択を通じてこの取組みに参加してくれることを願っています。」

この漁業について

この漁業は、北海とスカゲラク、ICES(International Council for the Exploration of the Sea)エリアのIV、 IIIa、FAOエリアの27内で周年を通じて操業しています。底引き(Scottish Seineを含む)、デニッシュセイン、延縄、刺し網を用います。この漁業は、EUメンバー国の漁獲可能量(TAC)により管理されています。漁業の監査(海上と沿岸両方)は、デンマーク漁業当局、EU取締機関、ノルウェー沿岸警備隊によって実施されています。

北海の商業漁業は、ICEPにより科学的アドバイスを受けます。デンマーク船団は、2012年のTAC41,575トンのうち年間約2400トンを漁獲します。

MSC認証漁業によって漁獲されたハッドクは、主に冷蔵で輸出されますが、冷凍とフィレでもイギリス、フランス、ドイツ、オランダに販売されます。