ドイツの最大手宅配企業、ボフロスト*の製品にMSCのブルーのラベルが。
ロンドン―海洋管理協議会（MSC）[1]のブルーのエコラベルが、ドイツ最大手の冷凍食品／アイスクリ ーム宅配会社であるボフロスト*の新しいカタログ中、6つのスケソウダラ製品に付される[2]。 MSCラ ベルは持続可能な漁業を表すもので、MSCロゴが付いた製品は、将来のために十分な資源を確保し、 生息環境を損なわず、絶滅危惧種が保護されるよう、万全の配慮がなされた漁業によるものである。 MSCマークは世界で最も普及している水産エコラベルであり、このラベルによって消費者は、環境に 最も良い水産物を容易に見分けることができる。ボフロスト*では、できるだけ多くの水産製品を、MSC 認証を取得した漁業から調達する計画である。
現在のところドイツでは、80を超える[3] MSCのブルーのエコラベル付きの製品が入手可能となってい る。ドイチュ・ゼー（Deutsche See）、フリードリヒス（Friedrichs）、フロスタ（Frosta）、イグロ（iglo）、リド ル（Lidl）、メトロ（Metro）、さらにボフロスト*が、ブルーのロゴの付いた製品を品揃えに加え、持続可能 な漁業の支援に貢献している。
現在、全世界で23の漁業がMSCの認証を取得している。MSCのプログラムに関わっている漁業は 全体でおよそ70[4]。ドイツでは、ククスハーフェンのセイス漁業が、ドイツ初のMSC認証取得を目指し ている。
以上
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編集の方への注釈：
[1] MSCは、魚の乱獲問題に対する解決策を推進すべく、1997年に設立された国際非営利組織です。 MSCは、天然魚漁獲漁業対象で最も普及した環境認証と、エコラベリングの運営に取り組んでいます。 長期的未来にわたって魚種資源を保護し、海洋生息域の多様性を保存することがMSCの目標です。
[2] ボフロスト*は、ドイツでおよそ300万世帯に冷凍食品を供給しています。これは、冷凍食品および アイスクリーム宅配業のマーケットシェアの70.5パーセントにあたり、ボフロストが業界最大手の宅配 会社となっています。ヨーロッパでのボフロストの利用者は400万世帯を超え、社員数はドイツでおよ そ6,300名、ヨーロッパ全体ではおよそ9,700名です。
[3] MSCエコラベル製品の最新リストが、www.msc.org.にてご覧いただけます。
[4] MSCのプログラムに関わっている70の漁業による水産物の年間漁獲量は400万トンを超えます。 これは、世界の食用の天然サケ漁獲量の42％、主要な白身魚漁獲量の40％、およびイセエビ漁獲量 の18％に当たります。全認証漁業の詳細が、www.msc.org.にてご覧いただけます。