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ニュージーランドのヘイクとリング漁業、持続可能なMSC認証漁業の仲間入り

ニュージーランドのヘイクとリング漁業が海洋管理協議会(MSC)の認証を取得し、持続可能なMSC認証漁業の仲間入りを果たしました。

ニュージーランドの3つのヘイクトロール漁業、5つのリングトロール漁業と5つの延縄漁業は、持続可能な水産物のための規準として世界的に認知されているMSC規準に適合するとしてこのたび認証を取得しました。

世界の天然漁獲水産物の水揚高において、MSCの認証を受けている水産物は8%を占めています。MSCは、国際的に認められた持続可能な漁業のための高い規準を設定し、一貫性のある客観的な科学的な手法を用いてMSC認証水産物が持続可能であることを消費者に保証しています。

 ニュージーランド排他的経済水域の漁業の70%がMSC認証を取得

ニュージーランドの排他的経済水域(EEZ)漁業の割当て所有者を代表する非営利団体、ディープウォーターグループの最高責任者であるジョージ・クレメント氏は、MSC認証は、ニュージーランド漁業の管理が世界最高クラスのものであること実証するものだと言います。

「今回の成功は、ニュージーランド漁業セクターによる持続的な資源利用への継続的な取り組み、そして、第一次産業省との継続的なパートナーシップによる将来に向けた漁業管理への取り組みによって達成されたものです」。

「MSC認証のプロセスは決して簡単なものではありません。それは厳格なもので、完全な公開審査を経なければなりません」。

ニュージーランドのMSCマネージャー、パトリック・カレオは次のようにコメントしました。「ディープウォーターグループは、MSCの持続可能な漁業のための世界規準の認証取得に向けて継続的に取り組んでおり、この分野での先導的役割を果たしています。消費者の方々は、これらのMSC認証漁業の資源状況が健全で、環境への影響は最低限に抑えられており、優れた管理のもとで漁業が行われているのだという確信を持てるのです」。

ディープウォーターグループは、ニュージーランドの排他的経済水域の水産物の85%以上をMSC認証水産物にするという大きな計画に乗り出しました(合計で29漁業による認証取得)。今回のリングとヘイク漁業の認証取得により、ニュージーランドの排他的経済水域の水揚げの70%以上がMSC認証水産物となります(17漁業が認証を取得)。現在は、14%の漁業が認証審査中もしくはMSC審査に向けた漁業改善プロジェクトを進めています。