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パートナー企業プレスリリース:イケアは6億人を越える世界中のお客さまへ、 責任ある方法で調達されたシーフードを提供します。

【10月29日付イケア・ジャパン株式会社プレスリリース】

イケアは先般、持続可能で責任ある方法で漁獲・養殖された認証シーフードだけを店舗で販売・提供する方針を発表しました。ASCおよびMSC 認証シーフードの提供は、より健康で持続可能な食材を幅広く取り揃えようとするイケアの取り組みの第二弾です。今後は47カ国の店舗で23種類ものシーフードを販売展開し、全世界でも、最多種類の認証シーフードの提供業者となります。また、今回の方針により、これまでに認証シーフードの流通がなかった8カ国で新たにASCおよびMSC認証品が提供されます。

FAO(国連食糧農業機関)によれば、世界の水産資源の90%が満限(最大持続生産レベル)、または過剰に漁獲されています。イケアは責任あるビジネスの一環として、Aquaculture Stewardship Council(水産養殖管理協議会、ASC)とMarine Stewardship Council(海洋管理協議会、MSC)の認証を受けたシーフードのみの提供を約束します。これは今年8月のベジボールの発売に続く、イケアの食品に対する新しい取り組みの第二弾です。 MSCと ASCの認証プログラムは、持続可能で責任あるシーフードの漁獲・養殖に関し、科学的根拠に基づいた世界で最も信頼できる認証プログラムです。

イケアのシーフード商品にサーモンやニシン、エビなど23種類もの認証品が揃い、イケアは全世界でも最多種類の認証シーフードの提供者となります。また、トルコやタイ、中東など、これまで認証シーフードの流通がなかった8カ国で新たに認証シーフードが消費者のもとに届くようになります。

- 「良好な労働条件で働く漁業従事者により責任ある方法で生産されている美味しいシーフードをお客さまに楽しんでもらえることを誇りに思います。これは、漁師や養殖業者の管理を始め、コワーカーへのトレーニングやレストランの認証に至るまで、私たちがバリューチェーン全体で高い目標と責任を共有してきた結果です」(Michael La Cour、IKEA Food Services AB社長)

- 「イケアは、サステナビリティ分野における世界のリーダーです。持続可能な方法で調達される認証シーフードを仕入れて販売することで、消費者の消費志向に強く作用し、世界中の持続可能なビジネスの実践に大きな影響力を及ぼします。イケアの取り組みは、海に生命が溢れ、将来の世代にも水産資源が十分に供給されるようにする手助けとなっています」 (Nicolas Guichoux、MSCグローバル・コマーシャル・ダイレクター)

- 「責任ある養殖方法によるASC認証シーフードを購入するとした今回のイケアの決定を嬉しく思います。イケアが世界中でASC認証品を提供してくれれば、ASCが多くの新市場で消費者に紹介され、大きな転機となります。この類まれなリーダーシップのおかげで、責任ある養殖の発展と推進に必要な変化が後押しされるでしょう。消費者は、イケアレストランとスウェーデンフードマーケットで提供されているサーモンは、海の環境や、漁業に携わる労働者の人権や地域社会に配慮した養殖場で捕獲されたものであると信頼して購入できます」(Chris Ninnes、ASCのCEO)

遠い昔から、シーフードはスウェーデンの食卓で親しまれてきました。特にクリスマスやイースター、ミッドサマー(夏至)のお祭りには欠かせない食材です。スウェーデンの伝統ある暮らしの一部として、シーフードは世界中のイケアストアで毎日販売され、提供されています。

(了)