Skip to main content

MSCの最新ニュースをご紹介するプレスリリースです。

MSCジャパンのプレスリリースをメールで受け取りたい方は、 こちらの登録フォームよりお手続きください。

フェロー諸島のタラとハドック漁業、MSC認証取得

フェロー諸島の北東北極海におけるタラとハドック漁業が、MSCの持続可能で適切に管理された漁業のための世界基準に対する認証を取得しました。この漁業からの製品には、青いMSCエコラベルの添付が可能になりました。

漁業について

この認証には、バレンツ海内(ICESサブエリアⅠとⅡ)の、北東北極海におけるフェロー漁業によるタラとハドック漁業全体が含まれます。この漁業は、2隻の60m漁船、MV Gadus anとVesturvónによって行われます。漁獲物は海上で加工(フィレ、ドレス加工)もしくは冷凍され、EUへの輸出に向け、フェロー港に水揚げされます。この漁業は、底引きを使い、周年操業しています。

MSC認証取得を喜ぶJFK社

JFK社の部長であるジョグヴァン・ハンセン氏は、次のように話しています。「我々は、私たちの顧客に海上冷凍のMSC認証取得タラとハドックをお届けすることを楽しみしています。なぜなら、一企業にとって、時代に適応するというのは非常に大切なことですが、まさにJFKがこの認証を通じて行ったことです。さらに、この認証は新規市場の開拓や、既存市場での伸びを可能にします。この認証が我々に何をもたらしてくれるのかが大変楽しみです。」

MSC認証取得フェローのタラとハドック製品が世界の市場へ

FramherjiのCEOであるアンフィン・オルセン氏は、次のように話しています。「私たちは、我々の船尾式トロール船、Vesturvónで捕獲し、完全に船上で加工されたMSC認証タラとハドック製品を世界の市場にお届けするのを楽しみしています。この認証の取得は、素晴らしい達成であり、フェロー諸島のタラとハドックがMSC認証を取得したと発表できることを誇りに思います。」

MSC、フェローの持続可能な漁業管理を称賛

MSCヨーロッパ副ディレクターであるカミエル・デリッヒは、次のようにコメントしています。「JFKとそのパートナーのフェローにおける低層漁業初のMSC認証の取得をお祝できることをうれしく思います。認証機関であるDNVの審査チームは、バレンツ海のタラとハドックの資源状態や、これら漁業からの生態系への影響、そしてこれら漁業全体としての管理を確認しました。審査チームは、タラとハドックのバレンツ海における資源は良好で、漁獲圧も許容範囲であることを明らかにしました。また、これら漁業は選択的で、混獲率や生態系への影響は低いことがわかりました。さらには、これら漁業は、フェロー、ノルウェー、ロシア当局のしっかりとしたモニタリング、規制、監査の対象になっています。」

JFKについて

JFKは、1900年代諸島の小規模で単純な漁船の時代から、現代的な底引き船や技術の高い加工場への、フェロー諸島における水産業の歴史の基礎をつくりました。また、今日の国際販売先を構築したのもJFKです。

Framherjiについて

Framherjiは、1994年に小さな漁業会社として設立されました。数年後、この会社は、フェロー諸島の水産業において先導的な操業者となりました。その所有には漁船は、海上での加工・冷凍が可能な冷凍底引き船、また浮魚対象底引き船や延縄船もあります。