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フェロー諸島の北東北極海マダラとハドックがMSC審査入り

フェロー諸島の北東北極海マダラとハドック漁がMSC本審査入りしました。これらの漁業は、MSCの「持続可能で適切に管理された漁業のための原則と基準」に則った独立審査を受け、認証取得に至れば、これらの漁業からの製品は、MSCのエコラベルをつけることができます。

フェロー諸島の北東北極海マダラとハドック漁は、1隻の動力船ガドス(Gadus)号により、バレンツ海において、通年で、マダラとハドックを底魚トロールにより漁獲しています。ガドス号は、フェロー諸島で北東北極海マダラとハッドクを割り当てられているわずか3隻のうちの1隻で、70人の漁師が交代で毎年3,748トンのタラとハッドックを漁獲します。魚は、海上で冷凍され、フェローの漁港に水揚げされた後、EUに輸出されます。
 
ジェネラル・マネージャーのヨハン・ハンセン氏は、「私たちは、持続可能な漁業からの魚に対する顧客の需要の拡大を感じてきました。MSC認証を取ることによって、私たちの魚が持続的だと証明することができます」と言います。

MSCヨーロッパの副ディレクターのカミール・デリッシュは、「昨年、私たちは、バレンツ海のマダラとハッドク漁におけるMSCプログラムの素晴らしい取り組みを見てきました。現在、マダラとハッドクの資源量は、大変豊かになっています。これは、魚の健全な回帰と成長の結果であり、資源の生産可能性とのバランスを取りながら漁業による負荷を管理してきたノルウェー・ロシア漁業委員会の責任あるマネジメントのおかげでもあります。バレンツ海のフェロー諸島のマダラとハッドク漁はTACの割当てを受けているため、適正な管理と豊かな資源量から利益を得ています。資源量と適切な管理だけではなく、海底への負荷や広範囲の生態系および他の生き物の混獲も十分に審査され、無事に認証されることを祈っています」と述べました。

審査は、独立認証機関のデ・ノウスケ・ベリタスAS(Det Norske Veritas AS (DNV)によって行われ、関係者は誰でも参加できます。ステークホルダーとしての参加をご希望の場合は、サンディヤ・ショウドリー氏(Sandhya Chaudhury、電話 47 404 00 404 Eメール
[email protected])までご連絡ください。