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ブラックウォーター川のカキ漁業がMSC認証審査へ

英国エセックスのブラックウォーター川のカキ漁業が海洋管理協議会(MSC)の審査に入りました。成功すれば持続可能でよく管理された漁業として認証を取得することになります。ブラックウォーターでは手作業と桁網によって、年間およそ60トンのカキが水揚げされています。

1876年から続く地元企業のTollesbury and Mersea Native Oyster Fishery Company Ltdがこの漁業を運営しています。マージー地域でのカキ漁はローマ時代まで遡り、1700年代から桁網漁に漁船が使われていた記録が残っています。今日でも、記録上イギリス最古の町であるコルチェスターの市長が船を出してカキ漁シーズンの開始を宣言しています。

CoastNetのTheresa Redding博士は漁業と認証機関の間で連絡の橋渡しの役割を担っています。「この漁業は全国的に知られていますが、MSCの認証取得に成功すれば、この企業の持続可能性と優れた管理に対する努力が強調されることでしょう。CoastNetの役割は、審査プロセスがスムーズになるようはたらきかけ、漁業者の方々からの情報収集の負担を軽減し、必要に応じて彼らのサポートを行うことです」。

英国MSCのCommercial Manager、Toby Middletonは、次のようにコメントしました。「Tollesbury and Mersea Native Oyster Fishery CompanyがMSCの基準による審査を受けることになったことを大変うれしく思います。この由緒ある漁業の審査については、ロンドンをはじめ、MSC認証の貝類を積極的に提供してくれている多くのレストランから高い関心が寄せられることでしょう。この審査がスムーズに進み、成功することを祈っています」。

審査を行うMoody Marineでは既に13のステークホルダーを把握していますが、ステークホルダーとして参加をご希望の方はMoody Marine、Seran Davie([email protected])宛にメールにてご連絡ください。Moody Marineでは2010年の6月までに審査の完了を見込んでいます。

以上