英国、ヘイスティングス――2009年7月9日――ヘイスティングスのシタビラメトロール／刺網漁業が、海洋管理協議会（MSC）の持続可能でよく管理された漁業のための認証登録証を取得しました。これにより、ヘイスティングスで陸揚げされるすべてのシタビラメには、今後MSCエコラベルの表示が認められます。この新たな登録証は、2005年にMSC認証を取得したヘイスティングスを拠点とする三枚網漁業を補完するものです。
ヘイスティングス市議会、Fishing Sector Development Officer、Stephen Potter氏の談話：「ヘイスティングスを拠点とする漁船団は非常に多面的であり、さまざまな漁具を用いて漁期ごとに対象魚種を変えます。この新たな認証はすべての漁具に及んでおり、ヘイスティングスの漁師が獲るすべてのシタビラメに、今後MSCラベルの表示が認められることになります」。
Stephen Potter氏は続けて、「ヘイスティングスのすべてのシタビラメ漁業がMSC認証を取得したことで、トレーサビリティの見地からは様々な事がずいぶんと容易になります。また、荒天時に出漁できる大型船もありますから、供給の継続においても有益となるはずです。現在、この漁獲物の多くは国外に輸出されていますが、地元の英国の市場をもっと伸ばしたいと考えています」と述べました。
Hastings Fishermen’s Protection Societyのchairman、Paul Joy氏のコメント：「持続可能な漁業を行うことは、健全な漁業界と海洋生態系、双方にとって不可欠なことです。ヘイスティングスの漁師たちは、この利用と保護との間の均衡を築こうと多大な努力を重ねており、今般3つ目のMSC認証登録証を授与されたことは喜びに堪えません。これは私たちにとって極めて大きな意義があることなのです。環境に優しい漁業を行なっていることが証明されるのですから」。
海洋管理協議会の最高責任者、ルパート・ハウズは、漁師の方々を祝して次のように述べました。「シタビラメ漁業全体の認証取得は、ヘイスティングスにとってたいへん大きな成果と言えます。MSC認証の取得により、漁師の皆さんの優れた管理が認知されるとともに、競争が熾烈さを増す市場において、真の価値を製品に付加する機会を得ることになるのです。ヘイスティングスの漁師の方々が持続可能な操業を証明することによって、消費者の方々は環境的に最良の水産物を選択することができ、また消費者の方々のそうした選択が、漁師の方々の持続可能な漁業に対する努力を支援することになるのです」。
以上