海洋管理協議会（MSC）[1]は、ロンドンのホールフーズ・マーケット（Whole Foods Market）[2]および その系列飲食店であるThe Ethical Oysterが、水産物の大半をMSC認証漁業から調達するとの発表 を歓迎した。この自然派食材のスーパーストアでは、MSCの持続的な漁業を促進する取り組みへの寄 付を募り、それによってブルーのエコラベルの認知度の高まりも期待される。
MSCのオペレーション・ディレクター、Chris Ninnesは、「ホールフーズ・マーケットは環境負荷の少な い商品のみを販売するよう努めています。水産物においても、The Ethical Oysterとともに、MSCのラ ベル製品を調達することによって環境への負荷を少なくしようという取り組みは、大変喜ばしいもので す。米国のホールフーズ・マーケットには、早くよりMSCを支持していただき、今なお力強い支援をい ただいております。このたび英国にオープンした店舗と、ともに協力していくことが出来ることを非常に 喜んでおります。」と述べた。
160を超えるMSCのエコラベル製品が、英国の小売業や食品サービス業で販売されている[3]。すで にホールフーズ・マーケットの鮮魚売場には、さばやアラスカサーモンが並んでいる。どちらもMSCの 環境基準の満たした漁業から調達されたものだ。
MSCは、7月21日（土）の1時から6時までホールフーズ・マーケットにて、ブルーのエコラベルや世 界の魚種資源保護への取り組みについてのピーアール活動を行なう[4]。
詳しいお問い合わせ：
MSC, tel. +44 (0) 20 7811 3300 or [email protected]
編集の方への注釈：
[1] MSCは、乱獲の問題の解決のために1997年に設立された国際的非営利組織です。天然魚漁獲 漁業を対象とする環境認証とエコラベルに係るプログラムを実施しており、同プログラムは広く認識さ れている唯一のものです。合計60を超える漁業がMSCの取り組みに参加しており、その内の22漁 業が認証を取得し、27漁業が認証審査中で、その他20～30の漁業が予備審査中です。
[2] ホールフーズ・マーケット（Whole Foods Market®）は、オーガニックや自然食材を扱う世界有数の スーパーマーケット。ヨーロッパにおいて第１号店となるフラッグシップ・ショップをロンドンのケンジント ン・ハイストリートにオープンしました。現在、米国およびカナダでは190店以上のホールフーズ・マー ケット、英国では5店舗のFresh & Wildを運営しています。米国ではMSCのブルーのエコラベルの付 いた製品を15種類取り扱っており、MSCの国際慈善活動を支援しています。詳細についてはこちらを ご覧ください。www.wholefoodsmarket.co.uk
[3] MSCのブルーのエコラベルをつけた製品は、世界で700種類以上にのぼります。英国では160を 超える製品が販売されています。詳細についてはこちらをご覧ください。www.msc.org / Where to buy.
[4] ホールフーズ・マーケットの所在地は、63-97 Kensington High Street, London W8 5SEです。 7月21日、MSCはThe Ethical Oysterバーのある２階で催しを行ないます。下階の鮮魚売場で は、MSC認証漁業によるサバやアラスカサーモンが販売されています。