マース・ペットケアは、その持続可能な事業方針の重要な柱として、イギリスにおいて、MSC認証を取得したペットフードを発売することを発表しました。マース・ペットケアのブランドであるSHEBA® とWHISKAS®の中からMSC認証を受けた製品が店頭に並びます。これにより初めて、消費者に持続可能なペットフード製品の選択肢が提供されます。
これは、マース・ペットケアの持続可能な事業方針における新たな柱となるものです。昨年4月、世界最大のペット用品事業者であるマース・ペットケアは、2020年までに、持続可能な漁業から供給される水産物のみを使用することを発表しました。マースは世界自然保護基金（WWF）と協力して、水産物の持続可能性に関するこの取組みを検討してきました。マースでは、そのペット用品事業全体において以下の方針を掲げています。
- 水産物は持続可能な天然漁獲物と持続可能な養殖からのものを100％使用する。
- 天然漁獲の魚とフィレを、持続可能な方法でとられた水産物の副産物と持続可能な養殖水産物に切り替える。
- 海洋水産物由来の原材料については、持続可能な代替物のみ使用する。
プラスの影響への貢献
マース・ペットケアは、これら方針が、世界の海洋保全に良好な影響をもたらし、ヨーロッパにおいてWWFやMSC等の持続可能性を目指す組織と協力することは、市場における｢きっかけ｣を作ることができと確信しています。本日の発表は、持続可能性に向けた長期にわたる方針における最新の達成事項です。
MSCのイギリス担当マネージャー、トビー・ミドルトンは、次のようにコメントしています。｢環境面での最良の選択を心がける消費者は時に困難に直面します－同じ倫理的価値を毎週の買い物すべてにおいて実行しようとする際は特にそうです。家族のため、あるいはペットためを問わず、持続可能なハドックを探すときのように、持続可能な水産物を見つけ、選択することは簡単ではありません。マース・ペットケアが、MSC認証水産物を使用し、その新しい製品にMSCエコラベルを表示することで、猫の飼い主が、ペットフードを選ぶときでさえも、確信をもって製品を選び、持続可能な漁業を応援することがより容易にできるようになるのです。｣
マースIncについて
マースは、1911年に設立された民間会社で、世界68カ国に135の工場を含む230の拠点で65，000名以上の社員を雇用しています。その本部は、アメリカ、バージニア州のマクリーンにあり、世界最大の食品会社の一つで、世界中で年間280億ドルの収益があります。マースは、チョコレート、ペット用品、Wrigleyガムと菓子、食品、飲料、そしてシンビオサイエンス部門の6つを有します。これらの部門は世界的なブランド製品を製造しています。チョコレートでは、M&M’S®, SNICKERS®, DOVE®, GALAXY®, MARS®, MILKY WAY® and TWIX®、ペットフードでは、PEDIGREE®, WHISKAS®, NUTRO®, SHEBA®, CESAR® and ROYAL CANIN®; Wrigley – ORBIT®, EXTRA®, STARBURST®, DOUBLEMINT® and SKITTLES、食品では、UNCLE BEN’S®, DOLMIO®, EBLY®, MASTERFOODS® and SEEDS OF CHANGE®; 飲料では – KLIX® and FLAVIA®、シンビオサイエンスでは、WISDOM PANEL™, SERAMIS®, CIRKUHEALTH™ and COCOAPRO®.などです。