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メキシコ・バハカリフォルニアのキハダマグロ、カツオ一本釣り漁業、MSC認証取得

メキシコ・バハカリフォルニアのキハダマグロ(Thunnus albacares)とカツオ(Katsuwonus pelamis)の一本釣り漁業が、MSC認証を取得しました。この漁業は、バハカリフォルニア西岸、メキシコのEEZで操業されており、MSCの持続可能で適切に管理された漁業のための基準に対する独立審査の結果、認証されました。この漁業からの製品には、MSCの青いエコラベルの表示が可能となります。またこの漁業は、世界で初めてのMSC認証取得キハダマグロ漁業となります。

本漁業について

この認証の申請者はProductos Pesqueros de Matancitas, (プロダクトス・ペスケロス・デ・マタンシアス:PPM)S.A de C.V.です。認証には、PPM所有のMolly N と Westerlyの2隻が含まれますが、この海域で、一本釣りによりカツオとキハダマグロを漁獲する漁船に認証範囲を広げる可能性もあります。メキシコ政府の国家養殖・水産業委員会(CONAPESCA)と全米熱帯マグロ類委員会(IATTC)のもと、農畜産地域開発漁業食糧省(SAGARPA)により管理されています。

この漁業は、一年を通して操業していますが、4月末から12月末に漁獲が集中します。2隻による水揚げは、年ごとに増減しますが、2009年には379トンでした。漁獲物は、マタンシタとしても知られるプエル・アドルフォ・ロペス・マテオスにある申請者の加工場で缶詰にされ、現在はメキシコで販売されています。

漁業からのコメント

PPMのディレクターである、サルバドール・モンテ氏は次のように話しています。「私たちは、持続可能な原料と漁法からの製品を求める市場へのアクセスを可能にするこの認証の便益を十分に活用したいと考えています。申請者行動計画において明確にされた改善行動を実現していくことを私たちは約束します。私たちは、自然と天然資源に敬意を示した中でビジネスが成立し、また分をわきまえた理にかなった天然資源の利用によって将来の世代に資源を継承することができることを証明したいのです。」

CONAPESCAのコメント

CONAPESCAのロモン・コラル・アヴィラ氏は、「メキシコ・バハカリフォルニアの一本釣りキハダマグロとカツオの認証取得により、この漁業が、世界で最も高い基準に合致していること大変な喜びをもって発表いたします。MSCの市場での重要性は、消費者が最大限持続可能な管理をした漁業で獲られた水産物であることを確信できることにあります。」と話しています。

MSCのコメント

MSCアメリカ地域ディレクターであるケリ―・コフリンは、次のようにコメントしています。「メキシコ・バハカリフォルニアの一本釣りキハダマグロとカツオ漁業は、メキシコの漁業としてMSC認証を取得した3つ目の漁業で、この達成にお祝を申し上げます。この漁業とその他のメキシコ漁業の環境的持続可能性への責任感は大変重要です。この新たに認証を受けたマグロ漁業は、MSC基準に合致したマグロに対する世界市場からの需要からして、その努力が報われることは間違いありません。」