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ロシア・オゼルナヤ川のベニザケ漁業がMSCの本審査入り

ロシア連邦の企業ヴィタズ・アブト社(Vityaz-Avto Co, Ltd)、デルタ社(Delta Co, Ltd.)の2社は、カムチャッカ半島オゼルナヤ川のベニザケ漁について、MSCの持続可能で適切に管理された漁業のための原則と基準に対する第三者独立認証機関による本審査に入りました。

この漁業は、ロシアの漁業として審査に入る8例目になり、ロシアの水産物の5分の1を占めるカムチャッカ半島において、最初の事例になります。

本審査に入るベニザケ漁は、ロシア極東部のカムチャッカ半島南西、FAOの漁業水域区分61(北西部太平洋)で行われており、漁期は、7月から9月にかけてです。

この審査に関係する2社による2009年の水揚げは約5000トンでした。これまでにおいて、この2社による水揚げは、全漁獲高の23-32パーセントを占めていますが、本審査では、すべての漁業のオゼルナヤ川のサケに与える影響をを評価します。なお、このサケ漁は、孵化放流を行っていません。

2社は、オゼルナヤ川では地引網、太平洋沿岸では定置網の2つの漁法でベニザケを獲っています。2009年においては、漁獲量の88パーセントがオゼルナヤ川で獲られたものでした。この漁業は、ロシア連邦および州の管理システムにおいて管理されています。

本ベニザケ漁の主要なマーケットは日本ですが、一部は、アメリカやヨーロッパの市場にも輸出されます。

今回の2社のうちの1社、ヴィタズ・アブト社の最高業務責任者アレクサンダー・タラソフ氏は、「われわれのベニザケ漁は、最適に管理された、ロシアで最も調査の進んだサケ漁業です」と言います。「この健全で持続的な自然資源を見ていただく機会を嬉しく思います。」

MSCアメリカ・ディレクターのケリー・コフリンは、「ロシアで最も重要で漁業生産性の高い地域のひとつにおいて、オゼルナヤ川ベニザケ漁業の本審査が行われることは、ロシアの漁業が持続的に行われていることを示そうとする取り組みの重要な出来事です。審査で認められれば、認証を通じてこの漁業は市場での有利性を獲得するでしょう。

認証機関について

この漁業のMSC認証本審査は、独立認証機関であるMRAGにより行われます。本漁業に関心をお持ちの関係者は、責任者のロバート・J・トランブル博士にコメントや情報をお送りください。(Eメール [email protected] )

お問い合わせ先:
MSC日本事務所 
TEL 03-6861-7515
Email [email protected]

または
Mike DeCesare
MSCアメリカ コミュニケーション・ディレクター
Email: [email protected]
Phone: +1-206-631-2496