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ロシアのナロディ・セヴェラ社とボルシェレツク社のサケ漁業がMSCの認証審査へ

ロシアのナロディ・セヴェラ社とボルシェレツク社がオホーツク海および西カムチャッカで操業する、カラフトマス(学名:Oncorhynchus gorbuscha)、シロザケ(学名:Oncorhynchus keta)、ベニザケ(学名:Oncorhynchus nerka)、ギンザケ(学名:Oncorhynchus kisutch)を対象とした漁業が、このたびMSC認証の審査に入りました。MSCの持続可能な漁業のための原則と基準に照らした審査が行われ、認証を取得すれば、このサケ漁業による製品にMSCエコラベルを表示できるようになります。

ナロディ・セヴェラとボルシェレツクのサケ漁業について

審査対象となる魚種は、オパラ川とキチーク川のベニザケ、シロザケ、カラフトマス、ギンザケ、そしてボリシャヤ川のカラフトマスです。海上では定置網漁、川では地引き網漁が行われています。毎年7月から9月の間の、サケが母川に戻る時期に漁が行われます。

この審査を受ける漁業者は、ナロディ・セヴェラ社とボルシェレツク社です。2012年、これら4魚種の総水揚げ量はボルシェレツクで18,826トン、ナロディ・セヴェラでは11,560トンでした。現在はすべてロシア国内に向けて出荷され、様々な製品に加工されています。この地域には他にも有資格の漁業があり、このグループはそのような漁業と認証を共有することにも前向きな考えを示しています。

認証取得に成功すれば、MSC認証サケが大幅に増加

MSCアメリカ地域ディレクター、ケリー・コフリンは次のようにコメントしました。「世界の水産市場でMSC認証のサケにはたいへん大きな需要があるため、ロシアのサケ漁業がMSCプログラムに参加してくれたことは大変喜ばしいことです。認証を取得することができれば、何種類ものMSC認証のサケが相当の量供給されることになります。これは2014に実現する可能性があり、そうなればバイヤーの方々にとっても朗報です」。

審査およびステークホルダー参加について

審査は独立の第三者認証機関である米国MRAG社が行います。 MRAG社は専門家のチームを招集し、MSCの持続可能でよく管理された漁業のための三原則(魚種資源の持続可能性、環境への影響、管理システム)に基づいて審査を行います。この漁業についての情報を認証機関に提供したいと思う方は誰でも審査プロセスに参加することができます。参加ご希望の方はジョディ・キャンベル(Jodi Campbell)[email protected] までご連絡ください。審査終了までには14-16ヶ月を要する見込みです。