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世界初のMSC認証ベビーフード発売

持続可能なMSCラベル製品は、世界の100を超える国々で23,000以上の種類が販売されていますが、これまでベビーフード製品はありませんでした。しかしついに登場です!フランスのヨージ(Yooji)社がMSC認証のタラのみを使った冷凍タラ製品の販売を開始しました。

小さくても大きな役割

ヨージ社が赤ちゃんのために開発したMSCラベル付きのタラのフレークを食べれば、赤ちゃんたちは(賢明な両親のおかげで)、海の資源を守るお手伝いができます。

ヨージ社はフランスのアキテーヌ地方で2012年に設立された、環境に優しい冷凍ベビーフードを専門とする企業で、高い理想と革新性を誇っています。20グラムの冷凍の野菜ピューレから販売を始めて、MSC認証タラフレークを含む「100%タンパク質」の2製品をそのラインアップに加えました。

4人のお子さんを持つヨージ社の設立者、フレデリック・ベントル氏は次のように語ってくれました。「父親としても、高品質で将来の世代のためになる環境に配慮した製品を提供するのは重要なことです。私たちの野菜ピューレでも当初からオーガニックの野菜のみを使っています。魚を使った製品を開発することになった際、ごく自然にMSC認証を考えました。私たちが使用するタラが持続可能な方法で獲られているということを客観的に独立して保証してくれるものだからです」。

持続可能な水産物マーケットへのさらなる一歩

MSCラベルは、その製品が優れた資源管理と海洋生態系の管理を行なう漁業によるものであることの証です。現在、持続可能な水産物の市場は本格的なものとなっており、消費者の需要も拡大し続けています。フランスでは2010年からのMSCラベル製品の販売額は4倍まで伸びています。

漁業と水産業セクターによる取り組みにより、MSC認証製品の数は増え続けています。世界のマーケットでは23,000を超えるMSCラベル製品が販売されており、MSCプログラムで取り扱われている魚は117種に上ります。MSCのラベルは生鮮、冷凍、缶詰製品をはじめ、健康補助食品やペットフードにも表示されています。その中でベビーフード部門の製品が誕生したことは、MSCプログラムとそのパートナーにとっての新たな重要な一歩となります。

フランスのMSCの責任者、エドアール・ル・バールは、この販売開始に際して次のようにコメントしました。「ヨージ社のおかげで、フランスはベビーフード部門での先駆けとなっています。ヨージ社の熱意と革新の精神に心からお祝い申し上げます。これが他の部門にも波及して、消費者がまだ幼い時期から海の保護に貢献できるようになればと思います」。