Skip to main content

MSCの最新ニュースをご紹介するプレスリリースです。

MSCジャパンのプレスリリースをメールで受け取りたい方は、 こちらの登録フォームよりお手続きください。

祝100 漁業到達

海洋管理協議会(MSC)の独立した認証プログラムを通じて、持続可能性を証明しようという漁業に、100 番目のメンバーが迎えられた。認証取得漁業と審査中の漁業には、アフリカ、アジア、ヨーロッパの小規模漁業から、北米、ヨーロッパ、ニュージーランドの、世界最大級の漁業まで、多様で地理的に広がりのある漁業が含まれている。アラスカのサケ漁業から京都のズワイガニ漁業、北極海北東部のセイス漁業から南極海・サウスジョージアのコオリカマスまでと、MSC に関与する漁業は、非常に多様な魚種と、年間5 百万トンを超える水産物漁獲高を誇る。

これらの漁業はいずれも、漁獲する魚種資源の全般的な健全性と持続可能性の確保に取り組んでいる。総合的に言えば、こうした取り組みは、世界の食の保障への寄与と、世界の水産業で働く何百万人もの人々の生計の維持につながる。

このプログラムに参加した最も新しい漁業である北極海のオオエンコウガニ漁業は、現在審査中の74 の漁業と、既に認証を取得している25 の漁業に続いて、第100 番目の漁業となった。

海洋管理協議会の最高責任者、ルパート・ハウズ談「MSC はこれら100 の漁業の全てに対して、MSC 基準の独立した第三者認証取得への参加と投資に感謝いたします。MSC にとっても、個々の漁業ひとつひとつにとっても、これは素晴らしい節目となります。世界の水産物市場は絶えず変化し続けており、ますます『環境を守る最良の選択』を求めるようになってきた世界中のバイヤーと消費者双方の期待に応える上で、これらの漁業は最も有利な立場にいるのです。我々は、次の101 番目の漁業の参加と近い将来にパートナーがさらに増えていくことを楽しみにしております」。

New England Red Crab Harvesters' Association 会長、ジョン・ウィリアム氏談:「100番目の漁業となったことを光栄に思うとともに、99 の先輩たちのリーダーシップに敬意を表します。世界市場での競争において、MSC の認証は徐々にその重要性を増しています。私たちの漁業が、持続可能な資源管理の第一線で存続していくためには、MSC 認証が不可欠なのです」。

MSC 認証の審査を受けた最初の漁業は、1999 年のアラスカのサケ漁業であった。認証を取得したのは2000 年9 月で、オーストラリアのイセエビ漁業とテムズ川のニシン漁業が最初の認証取得漁業として発表された6 ヶ月後である。現在、およそ1,500 のMSC ラベル製品が世界36 ヶ国で販売されている。

全100 漁業への祝辞とその一覧は、MSC のウェブサイト、http://www.msc.org/html/content_1492.htm で閲覧できる。

以上