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クリアウォーター社のホッキガイ漁業 MSC認証審査入り

クリアウォーター・シーフード・パートナーズによる、カナダ、バンコロ(Banquereau)とグランドバンクにおけるホッキガイ漁業が、第三者認証機関によるMSCの持続可能で適切に管理された漁業のための認証審査を開始しました。MSC認証取得済み、あるいは認証取得を目指すカナダの漁業は増えており、その中にはクリアウォーター社の沖合ロブスター漁業と沖合ホタテガイ漁業も含まれています。今回審査に入った本漁業も、これら漁業に加わることになります。

この漁業について

この漁業は、太平洋のスコシア大陸棚の一部であるバンコロ浅堆とニューファンドランドの南東に横たわる一連のグランドバンクスと呼ばれる浅堆を構成するグランドバンクで操業しています。カナダ水産海洋省によって管理される、バンコロ浅堆で行われるこのホッキガイ漁業は1986年から続いていますが、現在、操業に制限があるこの漁業でライセンスを有して操業しているのはクリアウォーター社だけです。

バンコロとグランドバンクにおけるホッキガイの漁業にはポンプこぎ網が使用されます。大型船で引き廻して獲る可動漁具で、通常、砂の層に埋もれている貝類を漁獲するのに使われます。この網は海水を使用し水圧で貝を浮き上がらせ、捕獲用装置に集めますが、この装置はサイズの小さい貝が通りぬけられるようになっています。

ホッキガイの年間平均漁獲量は、バンコロとグランドバンクの合計で約24,000トンです。現在、大部分はバンコロで漁獲されています。ホッキガイは殻から外し、船上にて個別に急速冷凍されます。上級グレードの身は、アメリカ、日本、中国へ販売されます。

将来に向けて

「クリアウォーターは、持続可能な漁業を常に目指してきました。私たちは、我々のホッキガイ漁業がMSCの世界の漁業のための最良の規準に合致していると信じています」と、クリアウォーター・シーフード社のCEOであるイアン・スミス氏は言います。「このホッキガイを、我々のMSC認証取得水産物製品に追加できることを心待ちにしています」。

MSCアメリカ地域ディレクターのケリー・コフリンは以下のようにコメントしています。「私たちは、ホッキガイ漁業のMSC規準に対する審査入りを歓迎します。MSC制度は、持続可能な漁業の認識、報奨につながるものです。既に4つのMSC認証取得漁業に関与しているクリアウォーター社が、さらにホッキガイ漁業の審査入りを決定し、持続可能な漁業への取組みを継続していることを称賛します」。

関係者の審査への参加

今回の審査は、認定認証機関であるカナダ・ノバスコシアのムーディーマリーンによって行われます。この漁業にご関心のある関係者は審査に参加することができます。主審査員であるポール・ナップマン

[email protected]

までご連絡ください。